いわせんの仕事部屋

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2015-01-01から1年間の記事一覧

1年お世話になりました。

今年1年大変お世話になりました。 1年のスピードが、年々上がっている気がします。年をとったせいでしょうか。そうに違いありません。2015年も大変お世話になりました。年賀状を出すことをやめるようになって6年目になりました。この個人的なつぶやき…

【まだメモ書き】管理職になりたい人が減っている。

【思考のための思いつきメモ】 管理職になりたい人が減っている。 都市部では特に深刻で、ボクの妹の勤務する大阪市では、 すべての学校から1人は教頭試験を受験させるような指導をしているそうだ。 (ひえー) 東京都でも管理職試験の倍率が平成19年から2倍…

幸せなコミュニティをつくるには

小説『ギヴァー』でブッククラブをしたときのある子の言葉。この授業での問いは「平和で幸せなコミュニティをつくるには?」でした。自分の意見があって、それはあってるかもしれないし、間違ってるかもだけど、それがあってるかどうかは自分で決めるのも大…

教育における「出会い」と「機会の繰り返し」

うちの娘は、毎週金曜日に学校から絵本を借りてきて、毎回音読してます。お客さんがいると想定しての「エア読み聞かせ」も。おかげで初見でもかなりうまく読めるようになりました。 毎週図書室で本を借りる時間を作ってくれている担任の先生に感謝だなあ。 「…

新刊がついにでました!

ついについに新刊が出ました。 きょうしつのつくり方 作者: 岩瀬直樹(原案),プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ),荻上由紀子,苫野一徳,寺中祥吾 出版社/メーカー: 旬報社 発売日: 2015/11/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ボクの学級を…

一休み

激しい脱力感に襲われている。昨日の「オランダ・イエナプラン教育専門家招聘研究大会」でのプレゼンテーション。 2012年のオランダでの研修でのボクの先生、ヒューバートさん、フレークさん。 そして、ボクが最も理想的な学校だと考えている小学校の校長リ…

自由学習プロジェクト

授業ってついつい「お勉強」になってしまう。 学びって本当はもっと自由なはず。 というわけで子どもたちと行った「自由学習プロジェクト」。 自分がワクワクすることならなにをやってもいい! という時間です。 学ぶを遊ぼう! 学級通信を転載してみます。 …

スマホ禁止デー

ああ、わかる。 ついつい触っちゃう。 これ、依存症だよね。 というわけで、僕の大好きなHP、「ほぼ日刊イトイ新聞」にあやかって、 ボクも明日1日禁止デーにします。 このページをご覧の皆さんもやってみませんか? どんなことがおこるのか? 楽しみなよ…

我が子や小学校で、一緒に読んだり読み聞かせしたりしてきた絵本50冊 パート①

さて、今日は「我が子(3人います)や小学校で読み聞かせしてきた本」をあげてみたいと思います。 前回の読み物50冊以上に好みが分かれること必至。 あくまで「ボクが好きな絵本」です。 知らない素敵な絵本は山ほどあるんだろうなあ。 20分に限定して思いつ…

子どもの声を聴く。

産業化時代の学校には、現代社会にある他のどんな制度にも見当たらない一つの構造上の盲点がある。この盲点は、学校システム全体がどう機能しているか、振り返って意見を言える唯一の存在が発言権をもたず、変革を導く意味あるフィードバックを与える権力を…

わたしの50冊とあなたの50冊。

先日のエントリー、 小学校高学年に読んでほしい50冊。いや、「子どもと一緒に読みたい本」。 ニュースアプリとかにもしらない間に取り上げられていたようで、 フェイスブックのシェアも5000を超え、 はてなブックマークも1000を超え、と 何とも恐ろしいこ…

書評ありがとうございます。

仲山進也さんが拙著の書評を書いてくださいました。 みんなのきょうしつ 作者: 岩瀬直樹,中川綾,西原理恵子 出版社/メーカー: 学事出版 発売日: 2015/10/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 仲山さん。楽天大学学長です…

小学校高学年に読んでほしい50冊。いや、「子どもと一緒に読みたい本」。

教職大学院のある院生に、 「先生の鉄板の50冊はなんですか?」と聞かれたので、 今思いつく範囲で、 「岩瀬版 小学校高学年に読んでほしい50冊」を独断と偏見で選んじゃいます。なお、順不同です。 子どもたちに 手にとってほしいなあ。 選書のポイント…

今週金曜は「教師教育学」を一気に読む。

今週金曜日の「カリキュラムデザイン」の授業では、院生の皆さんと、 2コマ連続で『教師教育学』を一気に読みます。 教師教育学―理論と実践をつなぐリアリスティック・アプローチ 作者: フレットコルトハーヘン,Fred A.J. Korthagen,武田信子,今泉友里,鈴木…

よい文学は子どもに世界での居場所を与える

今日の朝日新聞は、リンドグレーンの特集。「よい文学は子どもに世界での居場所を与え、子どもの心の中に世界を想像する」とは彼女の言葉。ボクたち大人は子どもに文学を届けなくては。それは大人の責任だ。「遊んで遊んで "遊び死に" しなかったのが不思議…

バタバタと。

忙しい1週間で、バタバタとしているうちに過ぎてしまいました。 水曜日は、西東京市立栄小学校の校内研修へ。 甲斐崎博史さんの勤務校。 甲斐﨑さんの授業を見せていただいたり。さすが。圧倒的でしたよ。 甲斐﨑さんの教室にいたトトロ。 3年生で飛び込み…

書評をいただきました。

尊敬する実践家、高橋さんから書評をいただきました。 ボクたちの教室は似ている、と何人もの人から言われていました。 その高橋さんからどう読まれるだろう?と正直緊張していました。 nao-taka.hatenablog.com 12月に高橋さんの教室にお邪魔します。 「…

見守るというフィードバック。

ついついボクらは、「ほめること」で人を動かそうとしてしまう。娘が小1の頃。近くの公園の遊具に二人で行きました。「お父さん見ててね−!」と言って、登ったり、降りたり、すべったり、ぶらさがったり。最初の頃は何度もこちらを見て、目が合えば、ニコッ…

シンプルに。

「教育」って本来もっとシンプルなもので、学校ももっとシンプルなものなのだと思う。 細かく分けて、それぞれ蛸壺的に深めて、それを足し算してもダメなんだ。 大人になっていくこと、学び手になっていくことってもっとシンプルなんじゃないか?

人がうれしいことって

普段仕事をしているときは、ついつい、 「明日にすぐに役立つ本」 ばかり読んでしまいがち。でもやっぱりそれは残念なことです。自分のために読書をするのは大事だなあと思います。 例えば。ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)作者: 糸井重里,松本大洋出版…

本を小脇に抱えて生きていく。

本を読んで対話すること。 ストーリーを媒介にして他者と語り合うことで、普段の会話とは違う深まりが出ることがある。 間に挟むストーリーがとても重要。 それはきっとリフレクションの時間でもあり、あるストーリーを媒介にすることで、自分の経験と照らし…

『きょうしつのつくり方』前書き。

この絵本。 ぜひリフレクション(振り返り)や対話のツールにしてみてください。 自身の子供時代や、お子さんが通われている教室や、自身が通っている教室や、担任している教室や学校を思い浮かべながら、共感すること、違和感を感じること、気づいたこと、…

絵本が出ます!

『みんなのきょうしつ』出版の興奮が冷めやらぬ中(←自分の中で)、新しい本が出ます! きょうしつのつくり方 作者: 岩瀬直樹(原案),プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ),荻上由紀子,苫野一徳,寺中祥吾 出版社/メーカー: 旬報社 発売日: 2015/11/16 メ…

生八つ橋。

教職大学院棟にいたと、研究室に院生が連れてきてくれました。「生八つ橋みたいですよね」なんていうもんだから、もう一生食べられなくなりました。。。

書評をいただきました。

友人であり、尊敬する実践家、秋吉憲司さんから書評をいただきました。 ありがとうございます。 kenji56.hatenablog.com 秋吉さんは、3月に授業を見に来てくれました。 ボクの実践の最後の目撃者なんだなあ。そのときの参観記はこちら。ご本人の許可をいた…

人生を変える本に時々出会う。

ボクの若かりし頃のバイブルの1冊。 線引きまくっています。 僕たちは編集しながら生きている 作者: 後藤繁雄 出版社/メーカー: 三交社 発売日: 2010/09 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (5件) を見る これは多分新版。当時は緑色でし…

次期学習指導要領のイメージ。

こんな感じのイメージのようです。 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2015/09/24/1361110_2_3_1.pdf 2015/10/20取得。

学校の意義。教育課程企画特別部会における論点整理(報告)を読む。

今日のは自分の勉強メモ。 読んでいて楽しいものじゃなくてごめんなさい。 スルーしてください。 教育課程企画特別部会における論点整理について(報告):文部科学省 を読みました。今年の8月26日のですね。 実は補助資料がなかなか面白い。こちらはオス…

「たのしくなくてわかる授業」って?

ボクは教員になって5年間、仮説実験授業の実践家でした。今でも覚えている板倉聖宣の『たのしい授業の思想』(仮設社)での問い。 たのしい授業の思想 作者: 板倉聖宣 出版社/メーカー: 仮説社 発売日: 1988/04/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを…

ギヴァー

映画がはじまってますね。 『ギヴァー』。 これは、本が圧倒的におもしろいです。 ギヴァー 記憶を注ぐ者 作者: ロイスローリー,島津やよい 出版社/メーカー: 新評論 発売日: 2010/01/08 メディア: ハードカバー 購入: 6人 クリック: 23回 この商品を含むブ…