「よい文学は子どもに世界での居場所を与え、
子どもの心の中に世界を想像する」
とは彼女の言葉。ボクたち大人は子どもに文学を届けなくては。それは大人の責任だ。
「遊んで遊んで "遊び死に" しなかったのが不思議なくらい」
という子ども時代だったそう。
その原体験が、ピッピを生んだのだろう。
そう言い切れる子ども時代は幸せだ。
こういう場を残すのもボクたち大人の仕事だ。
「私は私自身のなかにいる子どもを喜ばせるためだけに書いてきた」
とリンドグレーン。
ボクたちがいい仕事ができるときって、この感覚を大切にしたときなのだと思う。
ボクもかくありたい。