見守るというフィードバック。
ついついボクらは、
「ほめること」
で人を動かそうとしてしまう。
近くの公園の遊具に二人で行きました。
「お父さん見ててね−!」
と言って、登ったり、降りたり、すべったり、ぶらさがったり。
最初の頃は何度もこちらを見て、目が合えば、
ニコッ
として、また遊び始める。
難しいところを登り切ると、ボクの方を見て、目が合うとちょっと自慢げに
ニコッ
としてまた遊び始める。
ボクも
「すごいね!」
という気持ちを込めてニコッと返す。
最初の頃はしょっちゅうボクの方を見るのだけれど、
そのうち、ボクの方は見なくなり、
夢中で遊び始めた。
ああ、おとなの役割ってそういうことなんだろうなあ、と思う。
見守られている安心感。
認めてくれる安心感。
そのうち、そんな「ニコッ」もたまにしか必要なくなる。
たまに確認すれば、確認していないときも、
「きっと見ててくれるよな!」って思えるんだろうな。
見守るというフィードバック。
子どもにとっての「安心ゾーン」でいること。
そうすれば子どもは次のチャレンジへ向かえる。
ストレッチゾーンに一歩踏み出せる。
いたずらにすごい!とか、えらい!とかは余計だ。
先生の役割も、もしかしたら同じなのかもね。