いわせんの仕事部屋

Mailは「naoki.iwase★gmail.com」です。(★を@に変えてください。スパム対策です)

見守るというフィードバック。

ついついボクらは、
「ほめること」
で人を動かそうとしてしまう。


娘が小1の頃。
近くの公園の遊具に二人で行きました。


「お父さん見ててね−!」

と言って、登ったり、降りたり、すべったり、ぶらさがったり。
最初の頃は何度もこちらを見て、目が合えば、

ニコッ

として、また遊び始める。
難しいところを登り切ると、ボクの方を見て、目が合うとちょっと自慢げに

ニコッ

としてまた遊び始める。
ボクも
「すごいね!」
という気持ちを込めてニコッと返す。


最初の頃はしょっちゅうボクの方を見るのだけれど、
そのうち、ボクの方は見なくなり、
夢中で遊び始めた。


ああ、おとなの役割ってそういうことなんだろうなあ、と思う。
見守られている安心感。
認めてくれる安心感。

そのうち、そんな「ニコッ」もたまにしか必要なくなる。
たまに確認すれば、確認していないときも、
「きっと見ててくれるよな!」って思えるんだろうな。
見守るというフィードバック。
子どもにとっての「安心ゾーン」でいること。
そうすれば子どもは次のチャレンジへ向かえる。
ストレッチゾーンに一歩踏み出せる。

いたずらにすごい!とか、えらい!とかは余計だ。

先生の役割も、もしかしたら同じなのかもね。