いわせんの仕事部屋

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2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

書評をいただきました。

尊敬する実践家、高橋さんから書評をいただきました。 ボクたちの教室は似ている、と何人もの人から言われていました。 その高橋さんからどう読まれるだろう?と正直緊張していました。 nao-taka.hatenablog.com 12月に高橋さんの教室にお邪魔します。 「…

見守るというフィードバック。

ついついボクらは、「ほめること」で人を動かそうとしてしまう。娘が小1の頃。近くの公園の遊具に二人で行きました。「お父さん見ててね−!」と言って、登ったり、降りたり、すべったり、ぶらさがったり。最初の頃は何度もこちらを見て、目が合えば、ニコッ…

シンプルに。

「教育」って本来もっとシンプルなもので、学校ももっとシンプルなものなのだと思う。 細かく分けて、それぞれ蛸壺的に深めて、それを足し算してもダメなんだ。 大人になっていくこと、学び手になっていくことってもっとシンプルなんじゃないか?

人がうれしいことって

普段仕事をしているときは、ついつい、 「明日にすぐに役立つ本」 ばかり読んでしまいがち。でもやっぱりそれは残念なことです。自分のために読書をするのは大事だなあと思います。 例えば。ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)作者: 糸井重里,松本大洋出版…

本を小脇に抱えて生きていく。

本を読んで対話すること。 ストーリーを媒介にして他者と語り合うことで、普段の会話とは違う深まりが出ることがある。 間に挟むストーリーがとても重要。 それはきっとリフレクションの時間でもあり、あるストーリーを媒介にすることで、自分の経験と照らし…

『きょうしつのつくり方』前書き。

この絵本。 ぜひリフレクション(振り返り)や対話のツールにしてみてください。 自身の子供時代や、お子さんが通われている教室や、自身が通っている教室や、担任している教室や学校を思い浮かべながら、共感すること、違和感を感じること、気づいたこと、…

絵本が出ます!

『みんなのきょうしつ』出版の興奮が冷めやらぬ中(←自分の中で)、新しい本が出ます! きょうしつのつくり方 作者: 岩瀬直樹(原案),プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ),荻上由紀子,苫野一徳,寺中祥吾 出版社/メーカー: 旬報社 発売日: 2015/11/16 メ…

生八つ橋。

教職大学院棟にいたと、研究室に院生が連れてきてくれました。「生八つ橋みたいですよね」なんていうもんだから、もう一生食べられなくなりました。。。

書評をいただきました。

友人であり、尊敬する実践家、秋吉憲司さんから書評をいただきました。 ありがとうございます。 kenji56.hatenablog.com 秋吉さんは、3月に授業を見に来てくれました。 ボクの実践の最後の目撃者なんだなあ。そのときの参観記はこちら。ご本人の許可をいた…

人生を変える本に時々出会う。

ボクの若かりし頃のバイブルの1冊。 線引きまくっています。 僕たちは編集しながら生きている 作者: 後藤繁雄 出版社/メーカー: 三交社 発売日: 2010/09 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (5件) を見る これは多分新版。当時は緑色でし…

次期学習指導要領のイメージ。

こんな感じのイメージのようです。 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2015/09/24/1361110_2_3_1.pdf 2015/10/20取得。

学校の意義。教育課程企画特別部会における論点整理(報告)を読む。

今日のは自分の勉強メモ。 読んでいて楽しいものじゃなくてごめんなさい。 スルーしてください。 教育課程企画特別部会における論点整理について(報告):文部科学省 を読みました。今年の8月26日のですね。 実は補助資料がなかなか面白い。こちらはオス…

「たのしくなくてわかる授業」って?

ボクは教員になって5年間、仮説実験授業の実践家でした。今でも覚えている板倉聖宣の『たのしい授業の思想』(仮設社)での問い。 たのしい授業の思想 作者: 板倉聖宣 出版社/メーカー: 仮説社 発売日: 1988/04/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを…

ギヴァー

映画がはじまってますね。 『ギヴァー』。 これは、本が圧倒的におもしろいです。 ギヴァー 記憶を注ぐ者 作者: ロイスローリー,島津やよい 出版社/メーカー: 新評論 発売日: 2010/01/08 メディア: ハードカバー 購入: 6人 クリック: 23回 この商品を含むブ…

止めにくい駐車場もアドベンチャーになる。

割と近くにお気に入りのラーメン屋があるのですが、圧倒的に駐車場に車が入れにくい!狭いし、変なかたちだし、それだけで行く気が失せるレベル。こする人いそう。だかしかし。先日ふとみると、こんな看板が。うおー、そう書かれるとなんか、自尊心がくすぐ…

ひらく。

教室も、職員室も、学校も、学習サークルも、研究会も、学会も。 「とじて」いると同質性が高まり、凝集性が高まり、視野が狭くなり、気づきが減り、中でのゲームに明け暮れる。 その構造に中にいると気づきにくいのは、中の人にとっては居心地がよかったり…

絵本で国語。

もう5年前ぐらいの実践にはなりますが。 ボクが勤める大学院の院生で、「読み方」をテーマにしている人もいるので、 ヒントになるかもしれない、という思いも込めつつ、 ブログで絵本のことを書いたので忘れないうちに。 国語の授業が教科書だけじゃもったい…

小学校に読み聞かせにいってきた。&読み聞かせリスト1

今日は学期に2回の「読み聞かせボランティア」の日。 いい天気の中出発! 小学生の娘の学校に張り切って行ってきました。 1学期、元気のいい2年生と最初の出会いで読んだのは、 じごくのそうべえ (童心社の絵本) 作者: 田島征彦 出版社/メーカー: 童心社 発…

もくもくリアクター

理論と実践を往還すること。 例えば。 「もくもくリアクター」というものがあります。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110009594443 もくもくリアクターは、論文によると、 「ホワイトボードを複数枚用いた非同期的、非集合的なブレーンストーミングシステム」 で…

リーダーシップって?『学級通信』より転載。

数年前の学級通信より転載。 子どもたちとリーダーシップについて考えました。 ボクにとって学級通信は、「朝の話」であり、子どもと一緒に考えたいこと、です。 クラスでリーダーシップとは何かを考えました。 リーダーシップってなんだろう。リーダーが発…

子育ての秘訣?? 夕焼けの下であそぼう。

今日の夕方、小2娘と、 「ご近所適当にサイクリング隊」を結成して出発! 自転車で出発して、分岐点につくと、 「どっち行く?」 と相談しながらズンズン進んでいく。 娘にとってはミステリーツアーみたいでドキドキ。 「おとーさん、なんかこわいねー。。…

『君の膵臓をたべたい』よかったよー!

高校生の時。 彼女がいました。 でもあんまりにステキな子で、 基本的に「なんでボクなんかと付き合ってくれてるんだろう?」 という思いが奥底で消せないままでした。 決定的に自分に自信がなかったんですね。 高校が違いましたが、家は近所だったので、 毎…

思い込みを超えるためには。

ボクらはさまざまな思い込みを持っています。 「思い込みメガネ」をかけてるんですよね。 思い込みの怖いところは、自分では「思い込んでいる」ということに気づかないところ。 だって思い込んでいるんだもの。 ああ、こわい。 かくいうボクも様々な思い込み…

ドアを開ける

研究室のドアを開けっ放しにして、はや1週間。 大学院に来てから1人の時間がとても多い。 院生の皆さんとコミュニケーションとる機会が少ないなあと寂しく思っていたのです。こんなにウェルカム感を出した部屋なのに。 この感じが逆に引くのか、もしかして!…

はれた日は学校を休んで

西原理恵子さんのマンガで一番好きな、 『はれた日は学校をやすんで』。 何度読んでも涙が止まらなくなります。 大人も子どもも読んでほしいなあ。 「ジョン」を読むと、中高生の頃に飼っていた、犬のロンを思い出します。 ボクが大学で東京に行ってしまって…

言いたくないことは言わなくていい。

教室ではいろいろなトラブルが起きます。 ついついボクたちは全部聞きたくなっちゃう。 「ちゃんと話しなさい!」って。 でも。こんなことがありました。 ある年の朝のサークルタイム(朝の会)。 みんなで丸くなって話し合っています。 この日は、子ども同…

『子どもの思考が見える21のルーチン』

ある日の理科の授業の様子。 「雲の秘密を探れ!」探究プロジェクト。「計画された」グループプロジェクトです。 授業のスタートです。 先生の方から「問い」を出して、子どもたちが「調べる」という授業ではなく、 子どもたち自身が自分たちで「問い」を見…

こっそり本屋に潜んでいます。

本屋さんにも並びはじめたみたいです。 周りの本の迫力に押されてひっそりと・・・・ 東京の丸善では初日に完売だったそうです。 ありがたや・・・・・ みんなのきょうしつ 作者: 岩瀬直樹,中川綾,西原理恵子 出版社/メーカー: 学事出版 発売日: 2015/10/13 …

がんばる。と、がんばらせる。

がんばる。と、がんばらせる。ボクたちが「子どもががんばっている!」と思っていることの中に、実は、「がんばらせている」「がんばることから降りられない」ということはないだろうか。子ども自身が、「がんばってる!」と思ってることの中に、 ボクたちが、…

思い込みメガネ。

運動会シーズンが終わりましたね。このシーズンになると毎年思い出すエピソードがあります。 もう10年近く前のこと。 クラスは、運動会に向けて動き出していました。その学校は学年の種目で「全員リレー」というのがあります。クラスを4チームに分けてリレー…