忙しい1週間で、バタバタとしているうちに過ぎてしまいました。
水曜日は、西東京市立栄小学校の校内研修へ。
甲斐崎博史さんの勤務校。
甲斐﨑さんの授業を見せていただいたり。
さすが。圧倒的でしたよ。
甲斐﨑さんの教室にいたトトロ。
3年生で飛び込みの授業をさせていただいたりもしました。
研究授業は1年生の生活科。
生活科は、「アトリエ的学習環境」が高いレベルで実現できていて、しびれました。
協議会での「指導講評」の時間は、ひとりの子どもの学びに焦点を当てて、
「振り返りとは?」を皆さんと考えました。
なにより、学校全体で取り組んでいるのが素晴らしくいい感じで、
ボク自身が一員に入れていただいたような一日でした。
金曜日は、所沢市立柳瀬小学校の研究発表会にお招きいただきました。
夏休みに3時間、
学級経営と国語についての校内研修で関わらせていただいたのがご縁です。
全クラス大きいホワイトボードを使っての国語の授業。すごい。
何より感動したのが、どのクラスに入っても、
しっとり穏やかなトーンが流れていたこと。
ああ、全校で取り組んできたんだなあということが伝わりました。
職員室の雰囲気の良さがクラス、いや学校中に伝播している。
全体会の「校内研修の軌跡」のスライドショーは感涙。全体会で感涙なんて滅多にあることではありません。
校長先生のサーバントリーダーシップと、それに応える教師集団。
子どもも職員も幸せな学校。こんな学校の研修に関わらせていただいて感謝。
その足で長野県諏訪市に向かい、高島小学校の研究発表会。
伊那小学校と並んで伝統ある総合の学校。
学部の時は平野朝久先生企画のバスツアーで何度か参観に行きました。
久々に見た白紙単元。
当時とは見え方がずいぶん違いました。これについては改めてまとめます。
学習材の迫力は相変わらずです。
本物が対象になっている。
1年生は魚が住める池づくり。
2年生は羊を飼っていました。さすが信州の総合学習。
ボクが学部時代(20年以上前)に見に来たときは牛を飼っていたなあ。
4年生は竹でお家づくり。
公立で何十年も同じ学習観、子ども観で実践を続けている迫力を体感しました。
ずっと続いているからこその課題も見えました。
それは改めて言葉にしたいと思います。
3つの学校の共通点は、学校全体で取り組んでること。
教員自身、お互いがお互いをケアしあっているので、
それが結果として
学校全体の子どもを幸せにしていること。
教員が自律的で、教員自身が楽しそうに学んでいること。
それを支えるリーダーシップ。エンパワーするリーダーシップ。
(支える、が大事。引っぱる、ではない。やらせる、でもない。ここは強調しすぎてもしすぎじゃないと思う)
学校としてのアプローチの価値を感じます。
そして一路京都へ。
教師教育の先輩方と、これからの教師教育を考える貴重な機会をいただきました。
これから10年。
ボクのやりたいことのカタチがジワジワと見えてくる1週間でした。
さあ、がんばろう。