いわせんの仕事部屋

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2015-01-01から1年間の記事一覧

止めにくい駐車場もアドベンチャーになる。

割と近くにお気に入りのラーメン屋があるのですが、圧倒的に駐車場に車が入れにくい!狭いし、変なかたちだし、それだけで行く気が失せるレベル。こする人いそう。だかしかし。先日ふとみると、こんな看板が。うおー、そう書かれるとなんか、自尊心がくすぐ…

ひらく。

教室も、職員室も、学校も、学習サークルも、研究会も、学会も。 「とじて」いると同質性が高まり、凝集性が高まり、視野が狭くなり、気づきが減り、中でのゲームに明け暮れる。 その構造に中にいると気づきにくいのは、中の人にとっては居心地がよかったり…

絵本で国語。

もう5年前ぐらいの実践にはなりますが。 ボクが勤める大学院の院生で、「読み方」をテーマにしている人もいるので、 ヒントになるかもしれない、という思いも込めつつ、 ブログで絵本のことを書いたので忘れないうちに。 国語の授業が教科書だけじゃもったい…

小学校に読み聞かせにいってきた。&読み聞かせリスト1

今日は学期に2回の「読み聞かせボランティア」の日。 いい天気の中出発! 小学生の娘の学校に張り切って行ってきました。 1学期、元気のいい2年生と最初の出会いで読んだのは、 じごくのそうべえ (童心社の絵本) 作者: 田島征彦 出版社/メーカー: 童心社 発…

もくもくリアクター

理論と実践を往還すること。 例えば。 「もくもくリアクター」というものがあります。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110009594443 もくもくリアクターは、論文によると、 「ホワイトボードを複数枚用いた非同期的、非集合的なブレーンストーミングシステム」 で…

リーダーシップって?『学級通信』より転載。

数年前の学級通信より転載。 子どもたちとリーダーシップについて考えました。 ボクにとって学級通信は、「朝の話」であり、子どもと一緒に考えたいこと、です。 クラスでリーダーシップとは何かを考えました。 リーダーシップってなんだろう。リーダーが発…

子育ての秘訣?? 夕焼けの下であそぼう。

今日の夕方、小2娘と、 「ご近所適当にサイクリング隊」を結成して出発! 自転車で出発して、分岐点につくと、 「どっち行く?」 と相談しながらズンズン進んでいく。 娘にとってはミステリーツアーみたいでドキドキ。 「おとーさん、なんかこわいねー。。…

『君の膵臓をたべたい』よかったよー!

高校生の時。 彼女がいました。 でもあんまりにステキな子で、 基本的に「なんでボクなんかと付き合ってくれてるんだろう?」 という思いが奥底で消せないままでした。 決定的に自分に自信がなかったんですね。 高校が違いましたが、家は近所だったので、 毎…

思い込みを超えるためには。

ボクらはさまざまな思い込みを持っています。 「思い込みメガネ」をかけてるんですよね。 思い込みの怖いところは、自分では「思い込んでいる」ということに気づかないところ。 だって思い込んでいるんだもの。 ああ、こわい。 かくいうボクも様々な思い込み…

ドアを開ける

研究室のドアを開けっ放しにして、はや1週間。 大学院に来てから1人の時間がとても多い。 院生の皆さんとコミュニケーションとる機会が少ないなあと寂しく思っていたのです。こんなにウェルカム感を出した部屋なのに。 この感じが逆に引くのか、もしかして!…

はれた日は学校を休んで

西原理恵子さんのマンガで一番好きな、 『はれた日は学校をやすんで』。 何度読んでも涙が止まらなくなります。 大人も子どもも読んでほしいなあ。 「ジョン」を読むと、中高生の頃に飼っていた、犬のロンを思い出します。 ボクが大学で東京に行ってしまって…

言いたくないことは言わなくていい。

教室ではいろいろなトラブルが起きます。 ついついボクたちは全部聞きたくなっちゃう。 「ちゃんと話しなさい!」って。 でも。こんなことがありました。 ある年の朝のサークルタイム(朝の会)。 みんなで丸くなって話し合っています。 この日は、子ども同…

『子どもの思考が見える21のルーチン』

ある日の理科の授業の様子。 「雲の秘密を探れ!」探究プロジェクト。「計画された」グループプロジェクトです。 授業のスタートです。 先生の方から「問い」を出して、子どもたちが「調べる」という授業ではなく、 子どもたち自身が自分たちで「問い」を見…

こっそり本屋に潜んでいます。

本屋さんにも並びはじめたみたいです。 周りの本の迫力に押されてひっそりと・・・・ 東京の丸善では初日に完売だったそうです。 ありがたや・・・・・ みんなのきょうしつ 作者: 岩瀬直樹,中川綾,西原理恵子 出版社/メーカー: 学事出版 発売日: 2015/10/13 …

がんばる。と、がんばらせる。

がんばる。と、がんばらせる。ボクたちが「子どもががんばっている!」と思っていることの中に、実は、「がんばらせている」「がんばることから降りられない」ということはないだろうか。子ども自身が、「がんばってる!」と思ってることの中に、 ボクたちが、…

思い込みメガネ。

運動会シーズンが終わりましたね。このシーズンになると毎年思い出すエピソードがあります。 もう10年近く前のこと。 クラスは、運動会に向けて動き出していました。その学校は学年の種目で「全員リレー」というのがあります。クラスを4チームに分けてリレー…

「保護者が協力的じゃない!」と嘆く前に。

「最近の保護者って学校に批判的だよね−」 「全然協力してくれないよねー」 学校の中にいるとそう思ってしまいがち。 でも学校って外から「関わりたい!」って思っていても関わるチャンスがないものです。 どこからどう関わっていいかわからない。 「子ども…

自分を支える言葉。

ボクを支える言葉いくつか。 「今こそが始まりであり、すべてはあなた自身から、あなたが子供と教育をどう考えるかから始まる。 公民権運動をはじめ、女性の地位向上、環境保護といったあらゆる重要な市民運動は、すべて一人の人間がモノの考え方を変えたこ…

「想定外」に出会ったとき。

ああ、今日はブログに書くことが決まらない! 神が下りてこない! でも毎日書くと決めたし・・・・・ よしまずはパソコンの前に座ってみよう。 浮かばない日があるなんて想定外だ・・・ 想定外。 今日はこのキーワードをお題に書いてみることにします。「想…

なぜか今日書いた記事が2010年になっちゃった。

なぜか今日書いた記事が2010年のところにいっちゃった。 しょうがないので、自分用にリンク貼っときます。 毎日書いている証なので。自分のモチベーション用に。 iwasen.hatenablog.com

「共同修正」。

例えば。 教室環境をどうしたら子どもたちは使いやすいかなあ、学びやすいかなあと考える時、 エンドユーザーである子どもたちに、 「ねえ、どうすると使いやすくなる?」と相談して一緒に教室環境をつくっていく。 意見が割れたら、 「じゃあ、1週間ずつ試し…

「さんま」で見てみよう。

さんまがなくなって久しいといわれます。 秋刀魚じゃなくて、「三間」。 子どもたちのあそびの消失は、 「時間」「空間」「仲間」の3つの「間」がなくなったからだと。 確かに。 この「三間」という概念はよくできているなあと思います。 あそびに限らずに…

目のつけどころがシャーフでしょ。

いやあ、これはおもしろい。 nlab.itmedia.co.jp 虚構新聞に負けじと悪のりする企業のアカウントたち。 なかなかイキですね。きらいじゃないです。 そういえば、その昔、前の日に時代劇を見過ぎたのか、 「ござるござる!」と授業中に大騒ぎして歩き回ってい…

本をだします。「みんなのきょうしつ」。

もうすぐ本が出ます。 『せんせいのつくり方』以来、1年ぶりの新刊です。 みんなのきょうしつ 作者: 岩瀬直樹,中川綾,西原理恵子 出版社/メーカー: 学事出版 発売日: 2015/10/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ボクのここ数…

いいことアンテナ

ボクらの頭の上には、「いいことアンテナ」と「わるいことアンテナ」がたっています。 「いいことアンテナ」は、自分の周りにあるいいことをキャッチするアンテナ。周りの人のいいところやいい行動、周りの人への感謝などをキャッチします。 学校の先生にと…

私にとって本とは?

私にとって「本」とは。4年前に担任した子どもたちの言葉。みなさんにとって本とはなんですか? ・私のとって本は「私の価値観をきめてくれるもの」だと思います。私の感情、性格まで変わった気もします、・ポプラ社文庫の本の一番ラストに「若者が本を読ま…

ブログを続けるコツ。

最近ブログを毎日更新しています。えらいぞ、自分。並行して、単行本の原稿をヒイヒイ言いながら進めています。「普段忙しいのにどうやって書き続けるの?」「書くことがないときはどうするの?」とよくきかれますが、答えはきわめてシンプルです。「毎日書…

学習の個別化。

授業づくりネットワーク誌に書きました。 学習の個別化について、初めて言語化しました。 詳細は、これから苫野一徳さん、杉山史哲さんと書籍でまとめていく予定です。 授業づくりネットワークNo.19―格差と授業。 作者: ネットワーク編集委員会 出版社/メーカ…

秋は外です。教室からでよう。

秋晴れの季節。窓から見える空がびっくりするくらいきれいな季節。教室に閉じこもっているのは、なんだかやっぱりもったいない。外に行こう。青空の下、読書もいい。滑り台の上で読書なんて最高だ。思い思いの場所で読書したり、もたのしい。雲を眺めるのも…

「やらされる」から「やってみたい!」に。おもしろがろう。

学校では、残念ながら子どもにとって 「やらされる」「やらなくてはいけない」と感じることが多い。 例えば、朝マラソン。「朝ぐらいゆっくりさせてくれよー」という声が聞こえてきます。 例えば「掃除」。 子どもと先生のバトルが起きやすい行事。 「まじめ…