いわせんの仕事部屋

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2025-01-01から1年間の記事一覧

子どもが大人を超えていく。

この1年、子どもたちがぼくら大人をどんどん超えていく感じがしている。 ぼくらがあたまでわかっていること、それは例えば、異年齢が大事とか、子どもこそがつくり手であるとか、探究することの価値とか、自分自身で「わたしらしいわたしになっていく」とか…

子どもと悪

もう時効だと思うので書くが、我が子が小1のとき、クラスメイトの筆箱に「しね」と書いた紙切れを入れる、という出来事があり、親として大いに動揺した。「そんなことをする子じゃないのに」「なにか子育てが間違っていたのではないか」などなど頭の中がネ…

学校はもっとおもしろくなる。

小学校の教員を22年やった。いろんなことはあったけど、ぼくにとっては学校はいつも楽しかった。子どもとつくる日々はおもろい。「〜したい」という潜在的な好奇心にあふれた人々が集まり、いっしょにつくる場所がおもろくないわけがない。そうなっていない…

教師の学びを学校の真ん中に置くという挑戦

教師の学びを学校の真ん中に置くという挑戦 軽井沢風越学園の「スイゴゴ」から見えてきたこと 「学校がよりよくなっていく」ということは、「実践がよりよくなっていく」ということと、まっすぐにつながっている——そんな確信を、わたしは日々強めています。 …

場所を選ぶ。

オフィス近くにある2階にいく階段をのぼっていくと、その踊り場で2年生の2人が今日も作品を書いている。国語の「作家の時間」。自分の集中できる仕事場を選んで書いていいらしい。オフィスではたらくスタッフを見ながらのこの席は2人のお気に入りのようだ…

こりゃ革命やな。Deep Researchからポッドキャストへ〜

GoogleのNotebookLMがバージョンアップしました。 「音声概要」がすごい。 blog.google アップロードしたソース(資料)を魅力的なポッドキャストのような会話形式に変えてくれる機能で、どんなソースからもとても自然な2人の会話にしてくれるんですよね。 …

第2期ファシトレスタート。

2年前、軽井沢風越学園のマイプロジェクトで生まれた「ファシトレ(ファシリテーション・トレーニング)」という活動がある。きっかけは、9年生の「ホームをよりよくしたい!」というひとことだった。 みんなが安心していられるホームをつくりたい。そのた…

学級づくりの研修

長野県松本市の研修センターで研修をするようになって3年目。リーディングスクールアドバイザーなるものを拝命している。昨年度の「学級づくり研修」(90分)が高評価だったようで今年度も依頼を受けた。 意味と価値のある時間をつくりたかったので「少なく…

こどもと本。

【子どもと本とライブラリー】 小学生時代、北海道の札幌市で暮らしていた。決して裕福ではなかった(真っ直ぐ言えば貧乏だった)。本もなかなか買ってもらえなかった。 母は、毎月子ども3人を(ぼくには2歳離れた妹、4歳離れた弟がいる)をバスに乗せて西…

たくさんの大人に出会う。

【いろんな大人に出会う】 オフィスでは、3年生のAくんが、副校長のスタッフと談笑している。「風越の敷地って何坪?」 「えー何坪だろう?」マイプロジェクトの「ハチプロジェクト」の時以来の中。オフィスで彼に相談することが増えたことがきっかけで、い…

新年度こそ振り返りジャーナルをはじめよう

新年度、一人ひとりの子どもとつながることがまず第一歩目。 学級という単位は先生にとっての単位であって、新年度の子どもたちにとっては、あくまで「せんせい」と「わたし」の関係がまずあります。 とはいえ、1日の時間は限られています。気づくと「あの…

自分たちでなんとかする

はじまりの日。正面玄関のところで大きな大きな荷物を持った新1年生の2人が「どこに行ったらいいんだろう」という感じで佇んでいる。それに気づいた2年生の2人。 「どこいくかわからないの?」「想像の広場(ラボの前のスペース)じゃないかなあ」 と声を…

学校における「ホーム」というコミュニティ

軽井沢風越学園には異年齢のホームがあります。 義務教育学校では、今年度は1−4年生のホームが5つと、5−9年生のホームが5つ(幼稚園はまたあらためて)。 それぞれ25人ずつくらいのコミュニティです。スタッフもまざって複数名で担当し、毎朝45分…

マイプロノート予約開始します!

軽井沢風越学園のカリキュラムの核である「プロジェクト」。 その中でもマイプロジェクトは、一人ひとりの「〜したい!」を真ん中に置いた時間です。これまで実にたくさんのマイプロジェクトが行われてきました。 先日行われた第20回アウトプットデイでは…

生成AIシリーズその11 研修のデザインをするために生成AIの力を借りてみる。

研修設計する上で、インプットをするのに生成AIをつかってみる。 今日は、「実践コミュニティ(コミュニティ・オブ・プラクティス)」がテーマ。まず、1、ChatGPTo1(推論がすごいので調査方法とかは考えてもらうと良さそう)で調査方法を考えてもらう。 2…

オセロゲームのプログラムをつくってみる。〜今日1日の日記〜

中学生の時に初めてパソコンを買った。 シャープのX1。それまで溜めてきたお年玉を全て使い、足りない分は父が出してくれたように思う。たいそう貧乏な家だったけれど、かなり無理をしてくれたんだろう。 記憶媒体がカセットテープの時代。 ゲーム1本やるの…

生成AIシリーズ。デューイと対談してみる。

今日は無為に過ごしてしまった・・・・ 夜になってこれではいかんと、生成AIお稽古シリーズ。 冬休みに作った「AIジョン・デューイ」。 iwasen.hatenablog.com そして、自分の分身「AIイワセナオキくん」。 iwasen.hatenablog.com この2人を対談させてみては…

学びのコントローラー

学びのコントローラーということば。 「学びのコントローラーを子ども自身がもつ、自分で操作する」。これは、ぼくが公立小学校での担任時に、自己主導で学んでいくことを子どもに伝えるためのアナロジーとしての造語でした。「ぼく(教師)が、あれやれ、こ…

仮説実験授業から僕が学んだこと。

2年前のフェイスブックの書き込みをアーカイブ。戦後の民間教育運動の残り香に包まれて若い時代を過ごせたことは幸せだったと思う。 では、今の自分に何ができるのか。ぼくは初任から5年間、どっぷり仮説実験授業を学び、実践した。著書やガリ本(なんてわ…

NapkinAIで図解生成(冬休み日記ラスト)

図解生成をやってみる 今日は朝からいろいろバタバタ。体調もいまいちで、ベッドを行ったり来たりしながら 「生成AI集中稽古」最終日を迎えている。 自分は熱がないから大丈夫そうだけれども、頭が重い。8日目、最終日はそんな理由で使える時間も短いので、…

自分の分身をつくってみる(冬休み日記その7)

朝活7日目。 よく続きました。インプットからアウトプットまでを一連の流れにしてよかった。 今日は自分のブログ記事や振り返り、Facebookの書き込み、原稿などをデータ化し、まとめて読み込ませて、自分の分身「イワセナオキくん」をつくる試み。 自分のデ…

Deep researchに調べてもらう。(冬休み日記その6)

おはようございます。今日は珍しく朝寝。10時間も寝てしまった。 軽井沢の離山は霧氷で美しい山となっていました。 気を取り直して朝食を作りながら朝活。 Googleのgemini、その中でもDeep researchがものすごいと、知り合いの皆さんがネットで言うもので…

詩の創作の授業をするAI「シサク(詩作)先生」をつくってみる(冬休み日記5日目)

朝活5日目。おはようございます。 今日も生成AIのお勉強から。オンライン講座はいまいちピンと来ず、やっぱり「やってみたいこと」「解決したいこと」というニーズから出発した方が楽しいらしい。成人学習の基本。 昨日までは、「学習指導要領ハカセくん」…

ジョン・デューイとおしゃべりする(冬休み日記その4)

冬休み日記4日目。 あけましておめでとうございます。 今日も朝から、生成AIのお勉強です。 こんな記事を発見。 www.gizmodo.jp 「2024年に生成AI「ChatGPT」にきた大きなアップデートとして新モデル「o1」の実装があります。OpenAIによると、さまざまな知的能力…