【いろんな大人に出会う】
オフィスでは、3年生のAくんが、副校長のスタッフと談笑している。
「風越の敷地って何坪?」
「えー何坪だろう?」
マイプロジェクトの「ハチプロジェクト」の時以来の中。オフィスで彼に相談することが増えたことがきっかけで、いい関係になったらしい。
写真のようなシーンをよくみかけ、なんだかほほえましい。
学級担任制だと毎日1人の大人とだけ出会うが、風越ではホーム担当・ラーニンググループ担当と実に多くのスタッフと関わりをもつ。それだけじゃなくて、マイプロジェクト、休み時間、いろんなスタッフと自由につながっていける。
相性だってあるだろう。いろんな大人に出会ってみる。つながってみる。時には距離をとってみる。そのゆるやかさと網の目の広がりが、こどもたちの育ちや居心地につながっていくんじゃないかな。いろんな大人に出会うことは、いろんな世界に出会うことでもある。
通りかかった中学生に声かけてみたら、以下のように話していた。
「前は担任の人としか喋らなかったから、大人との関わりがなかった。だから生徒のなかだけでしゃべってた。ここは、大人もいろんな人がいて、いろんな人と話したりするから刺激を受けるなー。こんな風にゴリさんともね。」
学校づくりの構想をスタートした頃から、子どもとスタッフの1対1の関係に閉じないこと、複数のコミュニティに所属できることをを大切に考えていたので、嬉しい言葉。
それにしてもAくんとそのスタッフはすっかり風越でのパートナー。もはや役職や役割は関係なく、人として対等。
学びの伴走や雑談や、きっと困ったことがあったら相談するだろうな。公式(?)のパートナーはいるけれど、こうやって自然な信頼関係が、あちこちで生まれるといいなと思います。
保護者とこどももどんどんつながっていくといいなとも思います。
そのきっかけにもなるかな、と「うろうろ風越」(終日授業参観)、今年もやろうかなと思っています!
うろうろ風越はこちら。
✴︎校内コミュニケーションシステム「Typhoon 」に時々書いている「毎日うろうろ」より修正して転載。こんな感じのことを日々綴っています。