今日は無為に過ごしてしまった・・・・
夜になってこれではいかんと、生成AIお稽古シリーズ。
冬休みに作った「AIジョン・デューイ」。
そして、自分の分身「AIイワセナオキくん」。
この2人を対談させてみてはどうかと思いやってみました。
まずブラウザのタブに2人を立ち上げる。
イワセナオキくんにはこのように指示。
>これからジョン・デューイと「未来の学校はどうなるとよいか」という対談をしてもらいます。あなたが答えるごとに、私がジョン・デューイとして応答を記入します。それに応答するを繰り返してください。いいですか?
デューイには以下のプロンプト。
>これから軽井沢風越学園の校長、岩瀬直樹と「未来の学校はどうあるべきか」の対談をしてもらいます。あなたが答えるごとに、私が応答を記入します。それに応答するを繰り返してください。いいですか?
デューイのほうは「o1」というよりカシコイバージョンをつかっているので(イワセナオキくんは「projects」という機能をつかっていて、そうするとカシコイバージョンが使えない)、もともと人間としてデューイの方が圧倒的なのに、さらにAIの力もデューイの方がカシコイという、岩瀬直樹圧倒的不利な設定。
こうなると、イワセナオキくんが尋ねて、デューイが応えるというやりとりが良さそうだ。というわけで、イワセナオキくんから話題を切りだす展開にした。
回答をせっせとコピペして対談を進めていく。
すごい勢いで対談が進んでいく。
デューイ圧倒的。
あっという間に15000字に及ぶ対談が展開されました。
いやあ、なかなか面白いです。自分の分身が結構いいはたらきをして、自分が考えたいところをいい感じに深めていきました。
超要約版は以下(これもつくってもらった)
1. はじめに
ジョン・デューイ: 岩瀬さん、はじめまして。今日のテーマは「未来の学校はどうあるべきか」です。岩瀬さんの考えをぜひお聞かせください。
岩瀬直樹: ジョン・デューイさん、初めまして。未来の学校は「学び手一人ひとりの個性やニーズを尊重し、協働しながら成長できる場」であるべきだと考えています。特に、以下の3つの柱を大切にしています:
- 個別化と協働の両立: 個人のペースを尊重しながら、他者との協働を通じて多様性を学ぶ場を作る。
- 民主的で開かれた学びの場: 子どもたちが意思決定に関与できる場を提供する。
- 未来を見据えた柔軟な教育: 社会の変化に対応できる思考力と創造性を育む。
デューイさんが「学校と社会」を論じた視点とつながる部分が多いと思いますが、いかがお考えでしょうか?
2. 教育=生活そのもの
ジョン・デューイ: 私が提唱してきたのは「学校を小さな社会としてデザインする」ことです。子どもたちが主体的に学び、社会性を培うためには、以下の点が重要です:
- 民主的な教育: 子どもが学びに主体的に関わり、自己決定と協力を通じて責任感を養う。
- 協働の力で広がる世界: 個別学習と協働学習を対立的に捉えるのではなく、相互に補完し合うものとして活用する。
- 未来を見据えた柔軟な教育: 未知の課題に挑戦する力を育むため、探究型学習を推進する。
岩瀬直樹: 教室を「生きる場」として子どもたちが主体的に学べる環境をつくることが、まさに未来の教育に必要な視点だと思います。その中で、教師はファシリテーターとして子どもたちの探究を支える存在であるべきですね。
3. ICTを活用した実世界との接点
岩瀬直樹: 現代ではICTを活用し、地域やグローバル社会と接続することが容易になりました。オンラインでの活動が一方向的にならないよう、「応答の循環」を意識する必要があります。
ジョン・デューイ: 私も「実世界との接点」を重視します。子どもが課題に直面し、それを生活や社会と地続きのものと実感できる場が必要です。具体的には、以下の工夫が考えられます:
- 双方向的な対話: 子どもが相手からフィードバックを得て、新たな問いを生み出す仕組み。
- 地域や海外との協働: 異文化理解を深め、ローカルとグローバルの視点を統合する。
4. 探究の評価と振り返り
岩瀬直樹: 探究学習では、「評価」が課題になります。抽象的になりすぎると、子どもたちが自身の成長を見失う可能性があります。評価の見える化が重要です。
ジョン・デューイ: 評価は「子ども自身が学びを振り返る補助線」として位置付けるべきです。ルーブリックや探究ジャーナルを活用し、具体的な事例とともに学びの進捗を明確化すると良いでしょう。
5. 学校を開かれた共同体に
ジョン・デューイ: 学校は地域社会や他の教育機関と連携し、社会の一部として機能するべきです。これにより、子どもたちは自分の学びが社会に与える影響を実感できます。
岩瀬直樹: 私も学校を「共同体の学びの拠点」として位置づけています。地域や保護者との連携を強化し、探究の成果を共有するオープンな場を設けたいと思います。
6. 教師としての変化と成長
ジョン・デューイ: 教師は子どもと共に学ぶ“共学者”であるべきです。失敗を恐れず、新しい試みを続ける姿勢が子どもたちへの最高のメッセージになります。
岩瀬直樹: 教師が探究者として前進する姿勢を示すことで、学校全体が学びの文化を育むことができると信じています。教職員や地域とのネットワークを強化し、支え合いながら変革を進めたいと思います。
7. 結び
ジョン・デューイ: 教育とは希望を紡ぐ営みです。日常の小さな探究や対話が未来を形作る力になると信じています。試行錯誤を続けながら、子どもたちと共に歩みを進めてください。
岩瀬直樹: デューイさんのお言葉に深く感謝します。教育者として、未来を見据えた学校づくりを進め、学びの価値を広げていきたいと思います。
分身同士の対談、これは思考を深めていく上でなかなかよい使い方です。
デューイとルソーとか、ネット上にデータがたくさんありそうな人物で分身をつくって対談させる。読むことで着想は得られそうです。
このように、「着想の道具」としての利用価値は結構ありそう。そのためには「今、私は何を考え深めたいのか」という問いをいかにシャープにしていくか、が重要。
最後にgoogleドキュメントに吐き出して終了。
明日じっくり読んで、着想の道具にします。
PDFにしてここにあげたかったのですが、うまくいかず。
というわけで、地道に使い続けています。
* * *
以下は、校内コミュニケーションシステムに書いた、新学期のご挨拶、です。
おはようございます。
軽井沢風越学園も昨日からスタートしました。
子どもの声が響くと,校舎に血液が駆け巡って生き返っていく感じ。
昨日はホームごとに半日スタート。
ある1〜4年生のホームは、ホームページにある「わたしたちのカリキュラム」を一緒に読み,意見を交わすことからスタート。
コミュニティを共に大切にしていこう、というスタッフの心意気を感じます。
学校づくりって,泥臭く、「子どもこそがつくり手」であることを信じて、共に手を動かし続けること。ゴールや行き先なんてなくて、「よりよくしたい」という意思を持った人がつくり続けるプロセスにこそ価値があります。
どんなレイヤーでも、どんなときも、子どもを真ん中に置いて考え、語り,実践する専門職のしごと。
そう、ここは学校だ。
3学期。締めくくりの学期です。
でもずっと続いていくプロセスなんだから始まりの学期でもある。
日々、子どもに向き合いよりよくあろうとし続けるスタッフに思いっきり敬意を持って今日1日を過ごします。
まだまだ伸び代だらけ。
見えた気にならぬよう,わかった気にならぬよう、日々精進してゆきます。
今年もよろしくお願いします。
明日こそ初詣に行こう。