有機農法

クラスの子に借りた本。
学校で細々と読んでいたのですが、今日いよいよ止まらなくなり、今日家で読了。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

ＮＨＫの「プロフェッショナル」でも取り上げられていた無農薬リンゴ栽培の物語。

感動しました。

以前、ボクのクラスを参観して下さった方が、
「岩瀬さんの授業を一言で言うと、有機農法という感じ。化学肥料をやって育てると、ぐんぐん育つのだけ　ど、それって何かが違う。これが足りないからこの肥料をやろうというアプローチには限界がある。その　野菜そのものの強さが生まれない。作られた野菜になる。もしかしたら教育も同じかも知れない。ボクら　はどんな肥料が効くか、どんな農薬が効くか、どんな成果があるか、そればかり考えてきた。
　岩瀬さんの授業は、有機農法。どれが直接何に効く！とは言えないけど、確実に育っていく、それも力強　く、という感じ。教室自体が栄養豊かな畑になっているというイメージ。」

と話して下さいました。
この本を読んで、ボクの目指している教育のイメージと重なることがいくつもありました。

何か初心に戻った気持ちです。

化学肥料ではなく、自然の力を。
ボクの技で子どもに力をつけさせるのではなく、子ども本来の力を引き出すことを。
肥料や農薬をまくのではなく、自然の豊かな土壌を。
子どもの成長の力を、心から信じよう。