ようやく新学年が始まって実質1週間が終わりました。
とてもいい1週間だったと感じています。
クラスの子から、
宇宙で一番
私のクラスは今、目的地「宇宙一」に進んでいる。
それもクラスみんなで。
私のクラスは1ヶ月もたっていない新しいクラスだ。
それも一週間過ぎただけの・・・
ふつうのクラスはリーダーは先生だけだ。
でもこの5−1はちがう。だって最強のクラスだもん。
だから目標は高く、宇宙一をめざすのだ。
という作文が生まれてきて、何だかとても感動しています。
一緒に頑張っていこう!というポジティブなエネルギーがボクの中に生まれてきています。
この1週間でボクが子ども達に伝えたかったことはとてもシンプルなことです。
このクラスは「信頼」をベースに動いていく。
ということです。
子ども達を怒りや恐れでコントロールしたり管理したりするのではなく、子ども達を全面的に信頼し、そして、その信頼をベースに、
一人一人の子ども達がこのクラスを自分たちで創り、
一人一人が「なりたい自分」に向けて努力していく。
それを担任であるボクはサポートしていく。
そんなクラスにしたいと思っています。
「信頼」をベースにするには、教室が安心して過ごせる場所、守られる場所、居心地のいい場所になる必要があります。
教室が第二の我が家のように安心できる場所になれば、子ども達はボク達の想像を遙かに超えるような成長を見せます。
それは3月に卒業していった子ども達が証明してくれました。
この1週間そんなクラスになるためにやってきたことは以下の通りです。
・個人的に子ども達とたくさん話す。
・教室改善プロジェクト
・プロジェクトアドベンチャー(実はこの活動がとても大きいです)
学活で1回
体育で1回
・読み聞かせ
・作家の時間スタート
(作家の時間の中でお互いの作品にポジティブなフィードバック)
・振り返りジャーナルで教師とのコミュニケーション
・会社活動スタート
・掃除プロ制
・算数での教え合い
・Sケンで群れ遊び
・参観で保護者の方々と一緒に楽しむ理科の授業
・保護者会でアイスブレイク(自己紹介ビンゴ)+1年間の方針の説明
・学級通信
・学年でプロジェクトアドベンチャー
など。
特に大事にしているのは「教室改善プロジェクト」です。
これによって、
「このクラスは自分たちで創っていくのだ!」
ということを体感できるからです。
その他の活動でもこの思い=オーナーシップを育てることを大切にしています。
そしてこれらの取り組みをクラスのビジョン=学級目標に結晶化しました。
クラスは実はただの人の集まりに過ぎません。
スポーツチームのように共有の目標、ビジョンがないのです。
このままではクラスはチームになりません。
集団として高まっていきません。
そのために、全員で共有する「ビジョン」が必要です。
ボクは
「3月にボクたちのクラスはどうなっていたいか」
「私はどんなクラスだったら毎日来たくなるクラスになるのか」
というイメージをボクも含めた全員で共有することで、クラスをチームとして動き出すスタートにしています。
幸い、以下のようなステキなビジョンを共有できました。
宇宙一のクラスにしよう!
・男女関係なく協力し、チームワークがいいクラス
・最後まであきらめないで、チャレンジするクラス
・楽しく、優しく、スマイルがあふれているクラス
(かげぐちNo!)
・みんなが中心で、自分に自信が持てるクラス
・やるときはやり、みんなでゴールを目指すクラス
これが共有できれば、クラスはグッと加速していくはずです。
いいクラスづくりに魔法はありません。
あとは、この目標に向けて子ども達と共にボクも日々努力していきます。いいクラスに近道はありません。
が、ゴールがはっきりしていれば、どっちに進んでいけばいいかははっきりします。
カーナビの「目的地」のようなものです。
途中、道を間違えても、目的地がはっきりしていれば、いつでも「再ルート検索」ができるはずです。
正直に告白すると、ボクはついつい怒りや恐れで子ども達を管理してしまうことがあります。
ボク自身もこの1年で教師として、子ども達と共に大きく成長したいと思っています。
安心して学べる教室、失敗しても友達や先生がフォローしてくれるから安心してチャレンジできる教室、そんな教室を共に目指していきましょう。