いわせんの仕事部屋

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2017-01-01から1年間の記事一覧

卒母宣言

クローズアップ現代、西原理恵子の「卒母宣言」を見て、 母との関係、自立のことなど、いろいろ考える中3息子。 親が話す100倍ぐらい教育効果が高い。 いろんな大人に出会うって大事だな。 親以外の大人のモデル、親以外の大人のことば。 「いろんな大人に出…

メモ:今週読んだ本。

備忘録的に。 学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書) 作者: 今井むつみ 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/03/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る ★★★★★ 再読。「探究人」についてもう一度腹落ちさせたくて。 何度も戻…

子どもが「ハムスターを飼いたい」と言い始めたら。

今日は命とか、健康とか、いろいろ考える1日でした。 人の命から派生し、連想ゲームのように自分の飼ってきたペットのこともあれこれ思い出し。 ああそういえば学級でもいろいろ飼ったなあと。 さて。 「ハムスターを飼いたい!」 と子どもが突然言い始めたら…

軽井沢風越学園、メルマガ発行しています。

軽井沢風越学園設立プロジェクト、一体どうなっているんだろうと思われている方もいらっしゃると思います。 昨日のTV「報道特集」のISAKの特集の中で理事長の本城が少し登場してしましたが、なかなかプロジェクトの進捗が伝わっていないなあと。 isak.jp 今…

朝のチェックイン

おはようございます。 今日はちょっと遠くまで出張です。 大学院の授業では、最初に「この1週間どうだった?」というチェックインの時間を設けています。 近くの数人とおしゃべりする時間です。 この時間がなんともぼくは好きです。週の始めの波長あわせ。 …

自分用メモ。日々の振り返り。

①継続できているか。 ②エピソードまで記述しているか。 ③起きたことだけではなく自分の感情にも向き合えているか。 ④そこからの気づきの質をあげられるか。 ⑤「自分」に焦点があてられているか。 ⑥視点を変えられているか。視野を広げられているか。視座を上…

一気読みした!『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』。

ちょっと前に『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』を読み終えました。 おもしろくて1日で一気読み。 ブレンディッド・ラーニングの衝撃 「個別カリキュラム×生徒主導×達成度基準」を実現したアメリカの教育革命 作者: マイケル・B・ホーン,ヘザー・ステイカ…

一生懸命向き合う。

うん十年前。 ぼくが初任のせんせいだったころの学級通信が出てきた。 1994年っていったら、まだwindows95が発売される前。 パソコンの世帯普及率が15パーセントを切っていた時代。 人生初の学級通信は手書きだったんですね。NO54ということは週1回以…

「そうきたか」。

学級がはじまってすぐの頃。 まずは先生であるぼくらがあそびの触媒になることも大事。 そんな頃の昼休み。こんなことがありました。「Sケンやろう!」とクラスの子が飛び出していきました。「せんせいも来る?」「うーん、じゃあ職員室にこのプリント置いて…

振り返りジャーナル重版がきまりました。ありがとうございます。

おかげさまで重版が決まりました。 みなさんありがとうございます。 (同僚の渡辺さんがもうすぐ書評を書いてくれるそう。楽しみやらこわいやら…) 「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス) 作者: 岩瀬直樹,ちょんせい…

「おなじ」から「ちがう」へ。

「教室前面は子どもの注意がそがれないように掲示物を最低限に抑えましょう。」 これがユニバーサルデザインか。うんうん。そうかそうか。・・・・・ん? 学校現場でこの言説があっという間に広がっていくなか、ボクはずっと違和感が残っていた。なんか違う…

『学習原論』その①

今日より行き帰りの電車で『学習原論』を読み始めました。 学習原論 (1972年) (世界教育学選集〈64〉) 作者: 木下竹次,中野光 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 1972 メディア: ? この商品を含むブログを見る 木下竹次。大正自由教育を代表する実践家…

クラスがワクワク楽しくなる! 子どもとつくる教室リフォーム 作者: 岩瀬直樹,有馬佑介・伊東峻志・馬野友之 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 2017/03/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る

ねっこ。

わけあって、自分の振り返りを読み直している。 自分で読んでいて、あらためて考えるきっかけになる文章に出会う(メタ省察?)。 その意味でも、振り返りを書くことって大事だなんだなって思う。 ついつい忙しさにかまけて、丁寧に考えることをおろそかにし…

恐るべし女性専用車両。

今日は朝から神奈川出張。 最近仕事が立て込んでいて、ついつい寝不足気味。 電車に乗るとぐーっと寝ちゃう。 昨日に続いて今日も寝過ごしてしまい、 降りるべき駅から30分も遠くへ行ってしまった。 「やばい!待ち合わせに遅れる!」 と、電車を飛び降り、…

情景を描く。

今年度もいよいよ終わり。学校や学級の一区切りです。ちょっと余韻にひたり、新年度の準備に入ります。ボクが研究主任、学級担任をしているときに、新年度の準備で一番最初にしたこと、それは「情景を描く」ということです。 学級の場合。最も理想的に進んだ…

卒業おめでとう。

大学院の修了式が終わりました。 言いそびれてしまった言葉を。 創り出すことを楽しんでほしい。 楽しいということはものすごく大事です。 教員になっていく中で、 楽しいことは 「置いておいて」といわれるかも。 でも。 おもしろくないことを、「どうやって…

『ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ』はオススメです。

魅力的な本が出版されました。 ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方 作者: C.A.トムリンソン,山崎敬人,山元隆春,吉田新一郎 出版社/メーカー: 北大路書房 発売日: 2017/03/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見…

お料理は楽しい。

学校でお料理。料理っていろんな要素が入っていて、ゴールもはっきりしている。 「自分たちで何とかする」のがなんとも楽しい。 小さなプロジェクトと言えます。 学年末の残り少ない日、最後のチャレンジにみんなでお料理なんてどうでしょうか。 ボクはかつ…

振り返りジャーナルは先生にとっても大切。

本ができました。 「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス) 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ 出版社/メーカー: ナツメ社 発売日: 2017/02/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ボクの実践群…

最近読んだ本。これから読む本。

すっかりブログをご無沙汰してしまっていました。 仕事が忙しくて(言い訳)。復活します。 今日は久々、最近読んだ本を紹介します。 アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで 作者: 赤木和重 出版社/メーカー: ひとな…

新しい本が出ました。

新しい本が出ました。 「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス) 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ 出版社/メーカー: ナツメ社 発売日: 2017/02/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る

自己主導の学び

自分の学びを自分で進めていく。ボクらはそれを「自己主導の学び」と呼ぶことにしました。 「わたし」からはじまる…自己主導 軽井沢風越学園は「わたし」からはじまります。 これまでの学校では、何を、どう、どこまで学ぶかを大人が決めていました。いわば…

軽井沢風越学園の情景

軽井沢風越学園での学校づくりのプロジェクトがスタートしました。 想像以上の反響に身の引き締まる思いです。 さて、具体的のこの学校はどのような姿を目指しているのでしょうか? 「目指す学校像」と「大切にする在り方」だけではイメージがわかないかもし…

学校づくりにチャレンジします。

学校をつくります。 ボクはこれまで、小学校現場で「幸せな子ども時代を過ごせる学級」を目指して試行錯誤し続けてきました。 できたことも、できなかったこともありました。その中で、学級単位を超えて学校全体が変わることの大切さを実感しました。 2年前…

教職大学院での授業。

昨日は「学校教育ファシリテーターの養成」の授業。 前半での学びを踏まえて、後半では、ひとり一人の関心をベースにチームを作って、オリジナルワークショップをデザインし、実際にやってみる時間となっています。 今日も4本のワークショップ。 「断捨離ワ…

「岩瀬さん、いい職場をつくれない人は、本当の意味でいい学級はつくれないよ」

初任の学校の5年間。 ボクは「自分のやっていることが正しい」と無邪気に信じ、同僚や管理職から何かを言われても、自分のやりたいように学級で実践し続ける教員だった。自分の学級さえよければそれでよかった。自分さえよければそれでよかった。当然職場で…

学習の個別化についてつらつらとメモ。

お世話になっている、藤原さとさんのブログが興味深いです。 kotaenonai.org リアルな体験談だからこそ、個別化のよさと課題がよく見えてきます。 ありがたい。 以前、学習の個別化の実践で考えられる問題点について、以前4点にまとめました。 ①「孤立化」が…

対立を力に

ある年、高学年の1学期に「対立解決ファシリテータープロジェクト」に学年で取り組んだ。学校生活、いや学校生活に限らず人々が生活していると必ず起きる「対立」。世界にも「対立」は溢れている。対立は必ずしも悪いことではなく、対立から何かが生まれるこ…

学習者側から授業を見直す。

2016年12月21日に中央教育審議会より次期学習指導要領の答申が正式に公開されました。諮問から答申まで2年に及ぶ議論の集大成です。2020年から実施される次期学習指導要領の理念となるもので、なんと243ページからなります。 蛇足ですがこの答申は必読です!…