これはオススメ『笑顔と対話があふれる校内研修』
今日はこの本を改めて丁寧に読みました。。
- 作者: 石川晋,大野睦仁
- 出版社/メーカー: 学事出版
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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新刊として出版されたときに、大野さんに献本いただきました。
書評がおそくなってごめんなさい。
必要に迫られて、今回丁寧に丁寧に再読しました。
これ、本当にいい本です。
小学校教諭の大野さんと、中学校教諭の石川さんが、それぞれご自身が研究主任として実践されてきたことを丁寧に記された本。
ボクはここにとても好感を持っています。
最近の教育書は、誤解を恐れずいえばここが弱い。
ご自身が実践されてきたことを丁寧に省察しアウトプットしている本書はそれらと一線を画しています。
研究主任をされている方は、
「ああ、だから自分の学校はうまくいかなかったのか」
というところが見えてくるはずです。
ボクもその昔、『効果10倍の学びの技法』(PHP新書)で、教師の学び方について、高志小学校の校内研修を例に提案しました。
しかしその後、「ワークショップ型研修」がはやりだし、それもちょっと残念な広がり方をしました。ただ活動的であったり参加型であればいいというものではない。
ここはとても大切なポイントです。
何のために校内研修をするのか。
教師の「対話」と「協同」。
そして教師の同質性ではなく、教師の異質性に注目して、「越境」の力を提案する本書は、
広く読まれてほしい本です。
世代交代が進み、若い先生がグッと増えてくる学校現場。
ボクらのようなオジサンオバサン先生は、校内にどのような学びの場を作っていくのかを真剣に考えるときです。