2学期から取り組んできた、子どもホワイトボードミーティング。
半年間のチャレンジが終わりました。
ちょんせいこさんが提唱されているホワイトボードミーティング。
- 作者: ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 53人 クリック: 624回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
この本の基本に忠実に、考え方を大切に取り組んできました。
半年間の実践でわかったこと。
それは、
「子どもたちも大人と同じようにファシリテーターになれる」
「ホワイトボードミーティング、大人と同様にやれる!」
ということです。
子どもがファシリテーターになる。
ホワイトボードミーティングをファシリテートできる。
それはクラスを離れても、社会に出ても、ずっと役に立つ技術です。
問題を解決し、学び合い、高め合い、聴きあい、温め合う場作りをできる技術。
オープンクエスチョンで聴き、
小さなつぶやきもていねいにひろう。
だれでもできるようになります。
ファシリテーター10の心得、サイドワーカー5つの心得を大切にして、
ステキなファシリテーターに成長した子どもたち。
(注・これはちょんせいこさんの本をもとに、ボクの親友 伊垣尚人さんが作成した掲示物をまねさせてもらったものです。)
半年を経た子どもたちに、振り返りジャーナルで
「ホワイトボードミーティングをやってきてどうだった?」
と聞いてみました。
* * *
この1年間、ホワイトボードミーティングをやってよかったことは、今まで話し合いとかはそんなに得意じゃなかったけど、4年生になって、ホワイトボードミーティングをやって、今までよりずっと話し合いがうまくできました。
それにファシリテーターもやっているので、聴きあいもうまくなれました。
うれしかったことは、どんなケンカや、どんなトラブルも、ホワイトボードミーティングで解決できるようになったことです。
成長したと思うところは、どんな人にも公平に聞けるようになったことです。今までだったら、たぶんよく話してくれる人ばっかにきいて、あんまりしゃべらない人にはぜんぜん聞かないと思います。だけど、ホワイトボードミーティングをして、今までたくさんやったから、あんまりしゃべってくれない人にも、あいづちやオープンクエスチョンでいろいろ聞けるようになりました!
ホワイトボードミーティングをやって変わったのは、クラスのふんいきです。
みんなで話しあえば、すぐ解決できるので、しぜんとケンカの数が少なくなってきました。
* * *
ホワイトボードミーティング、最初はなんかなにもせず、ボクはちょぽんとすわっていただけで、ちょこちょこ歩き回ってたりしてばっかりでした。
こういうことが、もうなくなったのがうれしいです。
まだ足りないこともいっぱいあるけれども、ちょんさんは、とても立派だとおもっているかもしれませんね。
ちょんさんのおかげで、とてもいい勉強になりました。
いい5年生になれるのがたのしみです。
* * *
1年間、ホワイトボードミーティングをやってきました。いままでホワイトボードですごく助かったり、便利だったことがたくさんありました。はじめのころは、こんなのできるかなー?
どう書けばいいの?と全然よくわかりませんでした。
でもイワセンがおしえてくれて、ずっとやってきました。
はじめは全然書けなくて、ファシリテーター10の心得というのもまったくできず、すごく声が大きくなってしまったり、話が全然なくなってしまったり、大変でした。でもずっとやってきて、だんだんなれてきました。
初めのころは、イワセンがケンカの話し合いをしていたのですが、いつからか、みんなでしっかりできるようになっていました。
国語の時間、休み時間など、いろいろな時間でやりました。(算数でも!)
ホワイトボードの紙(ホワイトボードミーティングの成果物を写真にとったもの:岩瀬注)
オープンクエスチョンがあまりできなくて、話がふかまらなかったです。
でも、ちょんさんが来てから、こんなこと気をつければいいんだ!こうやればいいんだ!とちょーーーよくわかりました。
4−2はすごい成長しています。
もし私たちが5年になってホワイトボードをやっていたら、是非来て下さい。
ちょーすごいと思いますよ!!
* * *
いつの日にか せんそうがおきたら、ホワイトボードミーティングでかいけつして、それで日本をすくって、みんなへいわにくらせるようにがんばる!
ホワイトボードミーティングがあって、けんかとか、なぐりあいがなくなったようなきがする。
ちょんさんありがとう!本とうにいいクラスになったよ。
* * *
なんという力強い言葉。
子どもたちの言葉にすべてがあらわれています。
ちょんさんとの共著本1冊目が、そろそろみなさんの手元に届いています
まだ2人で提案を始めたばかりですが、
次に書く2冊目は、この
「子どもホワイトボードミーティング」
を提案します。
全国の子どもたちに届けます。
お楽しみに!