いわせんの仕事部屋

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「信頼」の見える化

今日は学年のポートボール大会。
子ども達のステキがたくさん見えました。
今まで、負けてきたり、失敗するとイライラが隠せなかった子も、
今日は一生懸命感情をコントロールしてプラスの言葉をかけよう!としているのが見えました。
これってすごく嬉しい。
すぐにそのこのところにいって、伝えました。

「プラスの言葉、プラスの行動をしようって今していたよね!ボクは見ていて嬉しかったよ!」


一回も勝てなかったけど、自分のクラスの他のチームが優勝したとき、
笑顔で「やったー!」と言って、そのチームの人とハイタッチしている子もいました。
「自分のことのように喜ぶ姿にボクは感動したよ!」
って伝えました。


残念ながら試合中にケガをしてしまって保健室に行った子がいました。
帰りの会が終わってから、ある男の子が、
「○○はまだ保健室?じゃ、ちょっとのぞいてから帰ろう」
なんて言っていました。

ボクは嬉しくて、
「○○はきっと嬉しいと思うなあ。ボクも聴いていて嬉しかった。ありがとうね!元気づけてきてね!」

って言葉をかけました。


こんな風に「いいことアンテナ」を自分の中に立てて、できるだけその場で具体的な言葉や態度で伝えること。
これをボクは心がけています。


「信頼」の「見える化

または、

「幸せのバケツ」の「見える化


そんな風にボクは呼んでいます。

もし欠席した子がいたとしたら、クラス全員で付箋に、
「一言メッセージ」を書いて届けます。

「みんなが待ってくれている」


そんな思いがきっと休んでいる子を元気にしてくれるんじゃないか、そう思うからです。

「○○休みかあ、つまんないなあ」「さみしいなあ」
「明日来るかなあ」

そんなつぶやきが、本人に伝わっていないのはもったいない。
そこで付箋の一言レターで「見える化」しています。



これってすごくクラスを、そしてひとり一人を元気にするとボクは思っています。


先日、同僚の先生が、

「ボクは、そうやってほめたり、認めたり、感謝したりするのにが手なんですよねえ・・・・」

とこぼしているのを聴いて、

「もったいない!」

って思い、そうお伝えしました。
その先生、職員室でいっぱい子どものいいところを言っているんです。
自慢しているんです。

「是非それを伝えなよ-! ボクは毎日それこそシャワーのように言っているなあ」


とは言ってもボクは昔からこういうことが得意だったわけではありません。むしろ苦手でした。
照れくさくて。。。

そこで練習したんです。

右のポケットにクリップをたくさん入れて、その場でプラスのフィードバックができたら、左のポケットにクリップを一つ移す。
1日終わったら、いくつ言えたかが一目瞭然。

それにクリップがポケットに入っているだけで、意識して言いやすくなります。そうやって、意識してトレーニングしました。


今ではとっても自然に言えるようになりました。
自分の中の「当たり前」になった気がします。


「信頼の見える化」って、きっと持って生まれた才能ではなく、練習で身につけられるもの、じゃないかなあと最近思っています。



           *  *  *


今日の放課後、廊下で去年担任させていただいた現6年生のお二人の保護者の方と立ち話をしました。

「先生、最近ブログ更新してないでしょ。」


・・・・・そうなんです。反省。
お二人の方は、昨年1年間、ずっとボクを、そしてクラスを支えてくださった方です。
お手紙をくださったり、お会いするといろいろお話ししてくださったり、励ましてくださったり。
子ども達の作文の文集ができると、真っ先に子ども達へのファンレターをくださったりもしました。


こんなステキな保護者の方がいるからこそ、ボクはこんな風に笑顔で先生をしていられるんだなあ、と改めて感謝の気持ちでいっぱいになった
立ち話でした。

保護者と教員って本当は同じ子ども達の幸せを願う者同士。
いい関係を築けないはずがないんだ、ということを教えて下った方々。
学校は保護者と一緒に創りあげていったほうが、もっともっとステキになるのになあ!!!


さあ今日は日本VSパラグアイ
それまで仕事がんばるぞ-!


・・・・・・40歳まであと2日の夜。。。。