いわせんの仕事部屋

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『教育の力』読了。

苫野一徳さんの新刊、『教育の力』(講談社現代新書)読了。
詳しい感想は後ほどまとめ直そうと思いますが、忘れないうちに一言感想だけ。


教育の力 (講談社現代新書)

教育の力 (講談社現代新書)


今までの苫野さんの本の「実践編」といえる本書。
全体としておおいに共感できる内容だったし、
感覚的にやっていることを言語化してくれた本だった。
と同時にまだ自分に足りていないことを自覚させてくれもした。


今自分が実践していること、
実践しようと試行錯誤していることの理論的な支えになる本でもあった。


2月に脱稿した新しい本の方向性とも(多分・きっと・おそらく)合致していて、
個人的にはうれしかったなあ。


学びの「個別化・協同化・プロジェクト化」には大いに賛同。
この数年のボクの実践的な中心にあることでもある。<自由>になれるための<教養=力能>と、たとえば国際バカロレアのLeaner Profileとの関連などをもう少し考えてみたい、とも思う。


本書を理論的な基盤として、
現場で、よりよい教育を構想し試行錯誤していくことがボクの仕事だなあ。


4月のスタートの前に出会えてよかった本。
来年度の実践を改めて構想しながら、再読を始めよう。


今後の教育的な議論は、ここを出発点にしたい、そんな本でした。
これからの教育を語るときに必読です。