いわせんの仕事部屋

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日常の小さな積み重ねが文化をつくる

Facebookの「過去のこの日」が7年前の今日の様子を教えてくれた。

 

日々のたった20分の朝のサークル。

小さな時間の積み重ねではあるけれど、ミルフィーユのように重なり合って、大切にし合う関係が生まれていく。

 

積み重ねは、日常でしかできない。

 

ただ、時には非日常も大切で、日常から離れたところから日々を見つめてみることができる。

その行ったり来たりが手元を自覚的にする。

その上で日々の小さなことをどれだけ大切にするか、だ。

 

朝のサークルも、毎日ぼくらがどれくらいその場を大切にして、どれくらい一人一人を大切にしているかが、文化をつくる起点。

 

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毎日、朝のサークルからスタート。
ぼくは離れたところで聞いている。

「おはようございます。近くの2,3人で健康観察してください-」
「具合わるい人いる?」
「○○がのどが痛いそうです」
「○○が小指が痛いって」「なかなか直らないね-」
「○○が休みだ」
「昨日から,明日は都合で休むっていってたもんね」

次に、ホワイトボードの議題に入っていきます。

「連絡報告いきます。返してない本を返してください,図書委員より。というと?」
「もうすぐ夏休みなので、借りっぱなしの本は早く返してください。あと夏休みの貸し出しは3冊までです」

はーい。借りに行こうぜ-。イワセン、時間とってくれるんじゃない?

「他に連絡ある人いる?」

「<いいクラスにしたい,相談したい>にいきます。『算数テストいつごろにする?』。というと?」

「算数、だいぶ進んできていて、10時間全部使わなくてもテストできちゃうと思うんだよね。後どれくらい必要?
近くの人と話し合ってみてー」
ファシリテーターの子が進めはじめた。

今日が算数7/10時間目。
「もうカンペキという人もいるし、ハイクラスとか活用問題やっている人もいるけど、まだ不安という人もいるよね。」
「じゃあ、指で後何時間ほしいか出してみて、せーの」
だいたいの子が指1本。中にはOKサインで「0」の人もいる。
「あと1時間ぐらいなら、今日勉強して,月曜テストでいいんじゃない?」
「あ、でも今日3,4時間目は雨でプールに入れないだろうから、2時間目に最後の確認して3時間目にテストしちゃえば?」
「いいねえ。」
「でも、復習したい人もいると思う。だから今日2時間目やって、土日に復習したい人は復習して,月曜にテストの方がいいと思う。私は復習したい。」
「ああ、そっかー」
「今決めちゃわないで、2時間目最後の勉強して、その時にみんなに今日やっちゃうか,月曜の方がいいか聞いたらどう?」

ああ。それがいいね。そうしよう。そうだね。

「じゃあ、それでいいですか? 2時間目終わるときに聞きます−。
 いわせーん、それでいい?」

「了解でーす」

「では次行きます。今月の生活目標は「身の回りの整理整頓をしよう」でクラスの目標きめなくちゃならないので、みんなアイデアだしてください。」

「机の中からプシュっとものが出るようにする」 
「プシュ!は絶対入れてほしい」
「英語で訳そう。HPDSでどう? 必要なものをプシュっと出せるように」 笑
「いらないものはゴミ箱へ捨てる」
「忘れ物をしない」
「WSだね」
「それって整理整頓なの?」
  :
  :
  :
『これで決まりでいい?」

と、ここまでで10分。

「最後にイワセンの話です」
「あらためておはよー。
今日は特にないので絵本読みます。
『ソメコとオニ』です。昔国語の教科書に載っていたんだよ」
「モチモチの木の人じゃない?」
「そうそう!じゃ、よみます。はじまりはじまりー」

 

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