ブログは構えると書けなくなっちゃうので、
自分の備忘録代わりに気楽に書くことにしました。
誤字脱字や、文章の乱れ、などお許し下さいませ・・・
Twitterでは、ボクと、大阪のファシリテーター、ちょんせいこさんで提案しはじめている、
「信頼ベースのクラスづくり」の実践報告が流れ始めています。
うれしいなあ!
かくいうボクも、
いよいよ今日から新学期スタート。
今日はこんな1日でした。
★朝
始業式の後は、朝の会を兼ねた「3学期スタートの時間」です。
1、みんなでサークルづくり
「みんなで愛と思いやりを持ってサークルを作ろう!」
で机を動かして、みんなで床にサークルを作りました。
ずっとやってきているのでもう20秒ぐらいできます。
2、ペアトーク
「みんなあけましておめでとうございます。冬休みが長くてさー、早くみんなに会いたかったよー。休みもうれしいけどねー。」
「ではペアを作ってじゃんけんしてください。
勝った人!ファシリテーターです。3分交代です。
『冬休みどうだったー?』
とオープンクエスチョンで聴いてくださいね。
例えば、
「冬休みどうだった?」
「楽しかったー」
「というと?」
「お年玉で、カセキホリダーっていうDSのソフト買ったんだー」
「そうなんだー!それで?」
「でね、それを冬休みにやりまくってたんだけど怒られたんだよね」
「どんな感じ?」
「やりすぎて、お母さんに禁止されそうになってね〜」
とこんな感じで聴きあってね。
ちなみに、この話、イワセン家の子です(笑)
では前半3分です。よろしくお願いします!」
とっても楽しそうに冬休みのことを話していました。
盛り上がらないペアのところは、
「なんかあったのかなー?」
と思いつつアセスメントしていました。
3、全体でサークルタイム
終わったところで、全体のサークルに戻ってサークルタイム。
ぬいぐるみを回しながら、話したいことを話す時間です。
いつもは5分ですが、新春サービスで10分とりました。
がしかし。
みんな言いたいことが多すぎて1人目で2分経過。
思ったよりもみんな話したいことがありそう!
ということで、急きょ9人ずつの3グループに分けて、
そのグループごとに話すことにしました。
これは大正解。
どこもちょうど10分間で話終えられました。
4、前に集まって読み聞かせ。
今日は『ありがとうフォルカー先生』。
- 作者: パトリシアポラッコ,香咲弥須子
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2001/12/13
- メディア: 大型本
- 購入: 6人 クリック: 10回
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実は4月に読みました。
本を取り出したとたん
「あ!それイワセン最初に読んでくれたよね」
「こんな先生になりたい!って言っていたよね。」
と反応あり。
覚えてくれているんだー。うれしいなあ。
ということは、新学期の最初に読む本や、最初のメッセージって大切だ、ということです。
子どもたちに残っているのですから。
今日は、
「ボクは残りの3学期、もう一度このフォルカー先生みたいになりたいと思っているんだ。だから思い出すためにももう1回読みたいんだよ。
それにさ、ボクだけじゃなくて、
一人一人が、フォルカー先生になってほしいなあと思っているんだよ。
一人一人が、みんなのフォルカー先生になったら幸せと思わない?」
「では読むね!」
途中途中質問を挟みながら読みました。とってもとっても静かに聞いてくれました。
近くの人と、小さな声で「トリシャかわいそうだよね」なんて話しているのもステキ。
こうやって小声で交流し、反応しながら聞いてくれるのっていいなあ〜。
最後に、
「一人一人がフォルカー先生になるってどういうことだろう?
近くの人とおしゃべりしてねー」。
と質問。
出てきた考えを黒板にまとめました。
【一人一人がフォルカー先生になるって?】
・あったかい!
・みんなにやさしく。
・相談に乗ってくれる
・いいところをわかってあげる
・気持ちがいい
・いじめられていたらすぐに行ってやさしくする
・みんなに公平にすすめる
・一人をおいていかない
・おいていかれそうでも、一人一人とっくんしてくれる
・性格とかで人を決めない
・できたらほめて、できなかったら怒るんじゃなくて、優しく教える
等
「こういうこと、大切にしあえたら、3学期もサイコーなクラスになるよね!
ステキな3学期になりそうだね!」
実は最後の質問、読みながら思いついたことだったので、本当は模造紙にまとめたかったのですが、模造紙がなく、やむを得ず黒板に。
後から模造紙に書いて掲示しよう。いや、写真をとったから、ボランティアを募集し手、子どもたちに掲示物にしてもらおう!と今この振り返りを書きながら思いつきました。
★2,3時間目は、一人一人と3学期の目標設定の面談(コーチング?)の時間。
畳コーナーに一人一人通知表を持ってやってきます。
(ほかの子どもたちは、1,2学期の算数復習プリントを教えあいながらやっています)
1、 あいさつ 「あけましておめでとう!今年もよろしくね!」
2、 通知表みてどうだった? オープンクエスチョンで聴く。
(結構よくわかっているんだよなーって実感。聴くって大事)
3、 じゃあ、それを活かして目標を立てよう。勉強の目標は何にする?
オープンクエスチョンで具体的にしていく。
「読書を頑張りたい」
「というと?」
「読むの苦手だし、お母さんにも読みなって言われているし、読めるようになりたい」
「そっかー。具体的には?」
「毎日ちょっとでもいいから」
「どれくらい?」
「うーんと、15分。」
「じゃあ、毎日15分読書する!にする?」
「うんそれにする」
4、 同じように、生活面の目標を相談する。
5、 できた目標をカードに書いてプレゼント。
6、 写真も撮ったので後から一覧にして可視化。
2時間でちょうど全員終わりました。
目標設定では、ボクからも、課題だと思っていること、これを目標にしてはどうか、という提案もしっかりとしました。
担任だから見えていることもある。
それは隠さずに、本人の成長になると思ったらストレートに伝えています。
待っている間には、算数の復習プリントを、教え合いながらA4 4枚、
無事終えることができていました。
これで学習モードもととのったかな。
★その後、
1、 連絡帳記入
2、 帰る支度
3、 ジャーナルを書く
テーマ
「こんな3学期にしたい!」
「目標は1ページだよ。はじめがかんじん。気合入れていこう!
でもこのテーマは難しいので書くことがなくなっちゃったら、
『イワセン!冬休み、こんなことあったよ!』
を書き足してね」
4、 ジャーナルを提出してハイタッチしてさようなら!
ジャーナルはこんな感じでした。
* * *
※あけましておめでとうございます。
3学期もよろしくお願いします。これから3学期がんばります!
3学期の目標は3学期は教えあいをしっかりやることです。しっかり教えると、自分ももっとわかるから、たくさんたくさんやりたいです!
あときらいなことも楽しくできるように、工夫してがんばっていきたいです。工夫したら学校がもっともーーっと好きになると思うからです。
あと、クラス目標を大切にしたいです。
フォルカー先生みたいにやさしくなりたいです。
※あと49日!
大切にしたいことは、自分もそうだし、クラス目標を大切にしたい。
あと仲間も!イワセンも!仲間はぜったい必要だし、仲間がいないと、安心モードも、チャレンジモードということも生まれないと思う。だから仲間を大切にしたいです。
あと、クラス目標を大切にしないと、クラスがバラバラになっていくので、このありがたさを大切にして過ごしていきたいです、がんばるぞー!
※ボクは3学期をみんなと楽しく遊べて、サイコーな3学期にしたいです。
理由は、3学期が4年最後の学期だし、トラブルが何回かあったので、3学期は、なくすのはむずかしいけど、一回もイワセンの力を借りずにトラブルを解決して、にこにこハッピークラスを目指してがんばりたいです。
そして自慢できるクラスに行きたいです。
トランスフォーミングに行きたいです!
※3学期ではケンカをできるだけへらして、一人一人のリーダーシップをいつでもはっきできるように、みんなの力になって、このクラスを3月27日にみんながこのクラスでよかったと思って5年になれるように、自分にできることは、すべての力でこのクラスを支えていきたいです。そのためにこのクラスがいつもチャレンジゾーンにいれるようにがんばります。今日立てた目標に向かって頑張ります!
※私がどんな3学期にしたいかというと、1つめはみんながフォルカー先生みたいになれるように、わたしもいろいろと努力することです。2つ目はもしも、トラブルがあったときには、みんなで解決してもっといいクラスにすることです。それと忘れ物がすくない3学期にしたい。自立学習もすごく頑張りたいです。
自立学習はもうちょっとパワーアップして、やり方を変えたりしていきたいです。
それといろんな人のいい所を見つけて、まねしたりして、もっとパワーアップしたいです。
* * *
とてもいいスタートでした。
明日は、掃除プロ制の新しい掃除場所決めや、くじ引きの席替え、席替え後のチームビルディングの活動、会社活動スタートなど、クラスにオーナーシップを持って活動をスタートすることがメインになります。
勉強もスタート!!