視野を広げることと、視座を上げることと、視点を磨くことと。
ある程度経験を積んだ現場の教員の中には視野を広げることの優先順位をあげてしまいがちな人が多いけど、視座を上げるために理論を学ぶといいと思うなぁ。その意味に限っては大学院は意味のある場所だと思う。課題も山積だけどね。
広げるは行き詰まる。問い直しが起きないから。
見に行くより腹を据えて学び直そう。
その逆もまた真なりで、理論を学び続けた人は視野を広げるためにどんどん現場へ。慣れた場ばかりではなく、行ったことのない場へ。
自身の研究の射程の狭さを自覚したほうがいい。視野の狭さは、現場の縮小再生産となる。学校教育の変革に貢献しているのか、所与の強化、縮小再生産に寄与しているのか。
はっきりいうと、教育学部の研究者には後者の人が多い。
現場で実践していくには、視点を磨くこと。
子どもの何を見るのか。何が見えるのか。
それなくして実践者にはなれない。
徹底して現場にいつづけること。
自分のかけているメガネを自覚し、問い直し、解像度を上げること。そのためには他者との対話、他者からのフィードバックが必要だ。自分にばかり関心を向けるナイーブな人ではいられない。
現場が変わる仕事をしよう。
そのために自分に必要なことは、視野を広げることなのか、視座を上げることなのか、視点を磨くことなのか、考えたい。