この時期に何度も読み直す本。
- 作者: レイフエスキス,菅靖彦
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2007/11/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を読むと、ボク自身の「あり方」をいつも問われ、
そしていつも学び続ける、子どもを信頼し続ける自分でいたいと初心に戻ることが出来るのです。
こんなクラスにしたい。
ボクはこんなことを原則にしていきます。
①いい学びの環境・雰囲気があること
人は頭だけでなく、心やからだを使って学ぶ)。さらにいえば、楽しいほうがよく学べる
→人間関係を含めた、お互いをサポートし合う環境や雰囲気づくりの大切さ。
②自己肯定できること
③協力しあえること
競争させたり、バラバラで学ばせるより、相互にやり取りした方がよく学べる(今日、何人かでできたことは、明日、一人でできる)。ただし、一人、二人、チーム、全体での学びのバランスは大切。
④チャレンジできること
安心して学べる環境のもとで、(先生や友達のサポートを受けながら)新たなチャレンジできる。失敗からこそ学べる。
⑤積極的に参加できること・貢献できること
聞かせるだけでなく、生徒たちにこそ主体的に動いたり、考えてもらったり、体験することが大切(知識は伝えるものではなく、生徒たち自らがつくりだすもの。技能・態度も同じ。そのためには教師の刺激的な投げかけが効果的)。
⑥互いに讃え合うこと・教える機会が提供されること
よく学べた時は、祝う、誉める。他の人に教えるチャンスが与えられると、よりよく学べるし、さらに意欲がわく。
⑦目的・ねらいがはっきりしていること
⑧意味のある内容/中身を扱うこと(身近に感じられること)
人は白紙の状態から学ぶのではなく、それまでの体験や知識を踏まえて学ぶ。
⑨教師の教え方のスタイルが、子どもの学び方のスタイルにマッチしていること
人は皆、常に学んでいる。ただし、各自の学び方やスピード、もっている能力が違う(動機も違う)だけ →マルチ能力も含めた、多様な教え方が求められる。十分な時間が確保されていることもとても大切。
⑩選択できること
与えられたものをこなすよりも、自分が選んだものの方がよく学べる(生徒たちは、何を、どう学び、どう評価するかの選択まで参加できるし、実際にそうした時の方がよく学べる。言い換えれば子どもたちを信じて、学びの責任を与える。その際、高い期待を子どもたちに示し、容易にできる選択だけでなく、努力すればできるレベルのものも提示する)。
⑪振り返りとフィードバックがあること
自分自身で頻繁に振り返ることと教師や他の生徒からのフィードバックがあるとよく学べる。振り返りこそ学び
⑫一人ひとりの強みをよく知ること(教師が、お互いが)
(『効果10倍の<学び>の技法』99ページからの「学びの原則」、
133ページからのinvitational learningのリストから改変)