感染動機
ブログ、じわじわ復活させていこうと思う。
以前は「書きながら考える」という感じで気楽に書いて、推敲もせずにブログにあげていた。自分の整理のため、自分の思考のため、自分の内省のために書いていて、読み手にもなにか引っ掛かることがあったらいいな、ぐらいのスタンスだったのが、いつの間にか読み手や編集者を意識しすぎるように。
自ら評価に縛られるという。
リハビリを兼ねて、気楽に書き散らしていこうと思う。
今日、新しいプロジェクト始まるということで、授業を覗きに。
「世界とつながるワールドアンバサダープロジェクト」。
何やら本当に海外に行くことを目指すらしい。
聞いているうちにスタッフの語りに惹きつけられて長居をすることに。本人の芯から出ている言葉はきき手の芯と共振していく。
「突然ですが、ひとり1ミッションです!今から渡します。ウェブ検索は禁止。30分後までに回答見つけてきてちょ!」
という突然のインストラクションとともに、ミッションを渡されて部屋を飛び出していくことに。
「ゴリさん(ぼくの呼び名)もどうぞ!」
ミッションを渡されてしまった。
「ニュージーランドでしょ?」
「ぶぶー。はい調べてきてくださいー」
30分ライブラリーで必死で調べた。
全員ミッションが違っておもしろい。この一手間。30分で!という負荷もモチベーションを高める。
ライブラリーで調べる人、本が見つからずにいろんな人にアンケートをとって答えを推測する人、「世界で一番小さい島は?」のミッションでは、世界地図をじっと眺めて探す人も。
いやーおもしろかった。
気がつくといろんな国の情報が集まって、関心の幅が自然に広がっていっていた。
見事なデザインだったなー。
というわけで本気のプロジェクトが始まった。
授業者がどうやって情熱をエネルギーに海外に向かって行ったのかの物語(ナラティブ)は、中学生たちの気持ちに届いていく。授業者の情熱に感染していく中学生たち。
感染動機ってプロジェクトの設計で実は重要なんだよな。時には「よい問い」や「探究しがいのある概念」よりもずっとずっと。
本当に海外に行くことをゴールに、ガシガシ進んでいくようです。実現できるような気がしちゃったから不思議だ。
午後は、近隣の公立小学校(風越の連携校)で90分いただいて、学級経営の研修。情熱を持って場に向かえたじゃないかな。
昨日からの体調不良で、そのまま直帰。
情熱に感染して気持ちはとても元気になった1日だった。
ところで羊の頭数世界一は?
オーストラリアでもないよ。
ググるの禁止!