いわせんの仕事部屋

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クラスづくり

4月8日の始業式から9日目。
最初の2日間はほとんど授業時間がなかったのでおおよそ7日間。
この7日間はクラスづくりに全勢力を注いできました。

・クラスが子ども達にとって安全であり、安心な場所になること。

・お互いがプラスの言葉かけやポジティブなコミュニケーションがとれるようになること

・チームワークの大切さと素晴らしさを実感して、みんなでゴールを目指していく気持ちになれること
・一人ひとりが大切な存在であること

・このクラスをよくしていくのは、居心地よくしていくのは、子ども達自身であること

・これから1年先のビジョンをみんなで共有すること


これらを伝えること、実感することに、日々ボク自身が振り返りジャーナルをつけ、日々振り返りながら丁寧に、実践してきました。

今日の子ども達の様子を見て、
「すごく良い感じだなあ!」
と実感できました。

あたたかくて、前向きで、ほんわかしていて、お互いをケアしていて、チャレンジングで。
ボクのクラスには、補助で入ってくださっている方がいるのですが、今日の放課後その方にインタビューをしたところ、

「出来過ぎなくらい、いい関係になっていて、お互いが優しくて、みんな前向きで驚いています」


との言葉をいただきました。

ボクも驚いています。子ども達の力を信じれば、子ども達はステキなクラスを創っていくのですよね。
とても充実した7日間でした。

この7日間でしたことを箇条書きしていくと・・・



・朝の読み聞かせ
    →5冊読みました。
     1冊1冊にメッセージを込めました。

・プロジェクトアドベンチャー
    →「みんなでゴールを目指す」をねらいとして。


・総当たりインタビュー(お互い知り合う活動)
    →全員と言葉を交わす機会として。お互いの呼び名を知り合う活動として。


・教室リフォームプロジェクト
    →このクラスは自分たちの場所だという、オーナーシップの確立。



・リーディングワークショップスタート。(2時間終了)
    →あっという間に読みの文化が形成されつつある。
     30分ぐらいなら、水を打ったような集中した空気が続いていて、驚き。
     去年からボクのクラスだった子達の雰囲気が、いい意味で伝染しているよう。
     今年の実践の核のひとつです。


・「作家の時間」スタート。(まだ1時間)


・群れ遊びを教える。Sケン。きゃべつはぎ。
 特にSケンは子ども達の精神的、身体的距離を縮め、この時期にはなくてはならないとボクは思っている。



・算数でのチーム学習
    →「学び合いなし」「学び合いあり」の2パターンの授業を体験してもらって、その差を振り返る中      で、お互いサポートし合うことの大切さを実感。算数での体験学習アクティビティ。



・「こんなクラスにしたい!」のビジョンづくり(ブレーンストーミングKJ法で。授業参観で行う)


・ビジョンの掲示物づくり(1時間で全員が貢献してつくる、という課題で)

全員での合意形成ってすごく難しいですが、次々にアイデアが出て、ボクが想像していたのよりもずっとステキなものができつつあります。
子どもってすごい。
どれだけ教師が「待てるか」ですね。




・掃除プロ制、クラスの仕事のスタート。


・振り返りジャーナルの導入


などなど。


ここには書いていない、個別のアプローチや言葉かけ、メッセージもたくさんあります。

          *  *  *

本当に良いスタートが切れました。ポジティブなコミュニケーションがあふれていて嬉しくなります。


保護者の方とも、新たな連携が生まれそうな気配があり、こちらも楽しみです。

さあ、来週から本格的に授業をスタートします。
「教科書に入らなくて大丈夫なの?」
と周りの先生に聞かれたりしますが、この7日間でつくったベースは、これからの授業で存分に生かされていくと確信しています。


          *  *  *

今年度の校内研修は、大きなチャレンジをします。
おそらく日本初のチャレンジです。
ボクはワクワクしています。いよいよ月曜日にスタート。
詳しくはまだ書けませんが、2月6日の研究発表を楽しみにしていて下さい。