自学ノート
自学ノートや家庭学習ノート。
この実践を根本的に考え直したい。
自主的に学んでほしい。
自分の学びをマネジメントしてほしい。
自分の学びをデザインしてほしい。
自分の「〜したい」から探究してほしい。
そんな願いから、これらの実践群は試行錯誤を重ねてきた。
でもね。
これって、日々の授業で実現すべきことなのではないか。
日々の学校での学びこそ、良質の「自学ノート」的であるべきなのだ。学校での授業有り様を温存しておいて、家庭での学びだけ学習者の責任で変えていこうとするのはいかがなものか。
家に帰ってもやるとしたら、
「学校で没頭していて、うっかり家でも続けてしまった」
となることが自学なのだ。
そもそも持ち帰らなくてよいよね。
家では家の時間を過ごせばよい。自己責任的に学習者のせいにするのはやめよう。
問い直すべきは日々の授業だ。家庭学習の在り方ではない。僕も長らく実践してきたけど、本当にそれでよかったのか批判的に捉えなおさなきゃと思う。
ずいぶん昔、読書嫌いだったNくんが、
「いわせん、昨日『カラフル』の続きが気になりすぎて、布団の中で懐中電灯で読んでたら、お母さんに見つかって怒られた!」
とうれしそうに報告してくれた。
そういうことなんだと思う。
校舎工事、ついに立ち上がってきました。