そろそろバレンタインデーですね。先日、10年前に学校でご一緒した同僚との飲み会でブラックサンダーをもらったので、今年も早々に1個ゲットです(笑)。
グミ好きを公言していたらグミもくれた。
昔は学校が終わるのが早かったので、放課後にチョコのやりとりしてたなあ。
大好きなあの子がチョコを持って来てくれるかを楽しみに、家の前をやたらウロウロしていました。学校で渡しているのも先生は大目に見てくれていた。っていうか、先生ももらってたよな。
今は学校が終わるのが16時近く。習い事も多くて放課後に渡そうと思っても時間的に難しそう。かといって学校に持っていくと「勉強に関係ないものを持って来てはいけません!」というナゾのルールにより怒られる。
欧米ではおやつタイムがある学校もあるのにね。
そんな学校でバレンタインデーが近づくと、ぼくの担任していた小学校の教室でよく交わされていた会話。
給食中。
「ねえ、明日バレンタインデーだねえ。誰かにあげるの?」
とぼく。
「だって学校に持って来ちゃいけないんでしょ」(そういう決まりがある)
「○○の家は遠いから、学校じゃないと渡すの無理なんだよね」
「ねえ、いわせん…こっそり持ってきていい?」
「聞いている時点でこっそりじゃないでしょ」とぼく。
「いいの?」
「いいか?って聞かれたら、持って来ちゃいけないルールだって答えるしかないでしょうよ」
「じゃあだめなの?」
「だから。聞かれたら持って来ちゃいけないルールだって答えるしかないでしょ」
「じゃあ、聞かなきゃいいのか」
「もう言っちゃってるんだから、こっそりじゃないでしょ」
「いいの?」
「いいかって聞かれたら~ 」
「だめなのかー」
「だから聞くなって」
「じゃあ聞かなきゃいいのか」
以下永遠に続く。
結局こっそりわたしてたみたい。見て見ぬふりって大人の大事な役割。
明後日は1年に1度の華やぐ日ですね。
昔は義理チョコなんてシステムがなかったから、チョコもらうだけで、ハートがどっきんこ(死語)。
教室における「表向きのストーリー」(制度のストーリー)と、教室内だけで語られる「秘密のストーリー」。
こんな些細なシーンにも、表向きのストーリーを実践者はどうずらしていっているのか(あるいは表向きのストーリーに同化したり、対立のストーリーを描いたりするのか)が表れますね。こういう一つ一つが実践知で、教室の文化を作っていくのでしょう。
こういうことは子どもと楽しみつつ,ユーモラスにずらしたいものです。
とまじめに書いてしまいましたが、まあその華やぎがうれしい一日ですね。
うちの三人の子もドキドキ華やいですごすのかなー。
長女はなんかそういうの華やいだりしなさそう。絵に描いたように花より団子だから・・・・
追伸
先日、川口のスキップシティに行ったら、NHKのイベントで、プリンプリン物語の「花のアナウンサー」の人形が飾ってあった!小学生の頃見ていたなあ。
楽しかったなあ。子ども時代楽しいって大事!「花のアナウンサー」知ってる人とは仲良くなれそう。