いわせんの仕事部屋

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クラスの担任を考える

最近、

「クラスの担任に必要なことって何か」と言うことをよく考えます。

楽学カフェのような学習サークルやその他のワークショップで講師でお邪魔したとき、若い先生に、


「クラスづくりで大切なことって何ですか?」
「イワセさんはどんなことに気をつけて担任をやってますか?」


と聞かれることが増えてきました。
改めて聞かれると、なかなか上手に説明できないものです…


そこでこのところ、このことについて整理しようといろいろ書物を読んでいます。
教育関係の本には正直、ピンとくるものが少ないです。
従来の「先生像」がもとで書かれているからでしょうか。
「教え導く者」という印象が強すぎます。


サーバントリーダーシップ

サーバントリーダーシップ

今読んでいて、ボクにとってピンとするのが、この本。
引っ張るリーダーではなく、相手(学校の場合は子ども達)の力を引き出すリーダーシップ。
まずは他者の幸福、満足、成長、自由を第一義に考える。

これが先生にとっては一番大切なことではないかと考え始めています。

また、サーバントリーダーの資質もとても参考になります。
これができたら本当にすてきな先生になれますよね。
ボクはまだまだですが・・・・・・

★サーバント・リーダーの条件(ロバート・グリーンリーフ)

1. 人の言うことがきちんと聞ける
2. 同時に共感できる
3. 困っている人がいたらそれに対して癒すことができる
4. 気づきに訴えることができる
5. 何か大きな使命や目標を訴える説得力を持つ
6. そのために自分の夢がきちんと概念化できている
7. 先見の明がある
8. 執事としての役割ができる
9. 尽くすということを通じて、人々の成長にかかわる役割を持つ
10. コミュニティを作る




フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

シカゴ大学の、ミハイ・チクセントミハイの「フロー理論」も参考になります。(専門書で読んでいるだけで眠くなっちゃうのですが(>_<) )

今読んでいるところでは以下のことが納得です。



私たちの多くは、目標を「最終ゴール」と考えているけれど、目標の重要な働きは、人間に行動の目的とエネルギーを与えて前進させることである。



目標があることで、人はやる気を出せる。その目標を本気で目指すことで、人は元気になる。前に進める。
言われてみれば当たり前のことですが、これってとても大切なことです。
その目標を子ども達と一緒に創り、みんなが本当に「そうなりたい」
と思えるようにすること。
それが先生の役割の最も重要な仕事のひとつだと思っています。
そうすれば、子ども達って大人がビックリするぐらいの力を発揮して前へ前へと進んでいきます。


まだまだ学ぶべきことは多いなあ・・・・
少しでもいい先生になれるよう、日々精進です。