いわせんの仕事部屋

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参観して下さった方から

ボクのクラスへ学級文庫の調査に来て下さった方から、参観の感想を頂きました。紹介しますね!


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岩瀬先生の学級文庫の充実ぶり、児童の読書レベルの高さには驚きました!今、岩波少年文庫などの名作系に手を出すこどもは減っているなと感じるなか、岩瀬学級の児童はそれを楽しそうに読みこなしているのに感激しました。

まず、学級文庫が図書室さながらなのに驚きました。4畳半の畳をたくさんの本棚が囲んでいる。その特別な空間にはいると自然と本を手取りたくなるなと思いました。児童も「畳がなきゃダメだよ。畳があると読みたくなる。」と言っていたので、特別な環境作りは大事なんだなと思いました。

また、2・3人で同じ本を同じところまで読みあう「ペア読書」はとても効果があるのだなと思いました。友達と一緒に本を読みあって話し合うなんて、ほんとに素敵なことだなと思いました。本のことをあんなにいきいきと語る児童も初めてみました。

また「作家の時間」にも驚きました。その名の通り、本当に児童が作家になりきっていました。「人に読んでもらう」ことを意識して書かれていて、作文というより、短篇の小説を読んでいるような気分になりました。その書いたものをお互い見せあって、鋭いコメントを言う姿にも驚きました。それも、気分で言っているのでなく、しっかり根拠を述べながら批評しあっているのには驚きました。
これだけ的確に言えるのは、普段からたくさんの本を読み、様々な文章に触れていることも関係しているのかなと思いました。

私は本好きな児童を育てたい(名作も楽しく読みこなせるような)、そのためには児童に最も身近な学級文庫という環境を整えることが重要ではないかと思い、研究を始めました。岩瀬学級を見て、やっぱり学級文庫という身近な読書環境を整えることが大事なのだということがよくわかり感動しました。

ありがとうございました!


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明日は、また他の大学でワークショップ。
がんばってきます!!