いわせんの仕事部屋

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何となくクリスタルじゃなくて全力じゃない感じ

クラスの様子が何か変。
1つ1つのことを決してやっていないわけじゃないんだけど、それなりにちゃんとやっているんだけど。
授業中もそれなりに学び合っているのだけれど。
掃除もそれなりにしっかりやっているし、運動会の組み体操の練習もそれなりにやっていて、技も一応完成しているんだけど。

でも何というか、ぐだぐだしているんです、クラスが。
60〜70%の力で暮らしているというか。
もちろん新学期で疲れがたまっているのもあります。
暑い日が続き、運動会練習でへばっているのもあります。

でも何というか、変な感じなんです。
人間関係も閉じてきている感じ。
周りへのやさしさが薄れている感じ。

クラスの子に素直に話しました。
なんかへんだと。
何か全力じゃないと。
クラスの目標目指しているにおいがしないと。


そのことについて手紙を書いてきてくれた子もいました。
「明日から私はかわります」
なんて書いてくれた子もいました。



で、今日の組体操。
途中で明らかに空気がかわってきた。
何かグッとしまってきた感じがしました。
お互いへの声がたくさん生まれ始めました。
「最後まで気を抜くなよー!」
なんて声も。

技そのものが光って見えてきました。
素直に話してよかったな。



で、その次の時間。
この感じを忘れてはいけないと、プロジェクトアドベンチャーの「マシュマロリバー」をやりました。
30人でのチャレンジ。
「さっきの組体操で起こっていたことを大事にして欲しい」
「全員でゴールを目指そう!」
いつも、15人ぐらいのチームに分けてやっているのですが、今は30人でもできる感じがしました。
鳥肌が経つ時間でした。
すごかった。
30人が1つになる瞬間をしっかと見ました。
30人でも合意形成できるんですよね。
1つに向かって1つになれるんですよね。

みんなでハイタッチして終わることができました。

「この感じを、クラスでも、他のことでもずっと持っていたいね」
そんな話をしました。
こんなすごいクラスの姿、教員生活1○年で初めて見たかも。
それくらいすごい1時間でした。
この仕事をしていて幸せです。



子ども達の振り返りジャーナルもこのことについて書いている子が多かったです。


★今日のPA、あれホントにすごかった。30人であんな長さの川を渡るって本当にすごい!
いつも10人で苦労したのは心が1つになっていなかったからだよね。
心が1つになれば、なるほど集中もアップ!でチームワーク、やる気もアップ。
6−1は夏休み明けから、今まで心がここにない感じだったから、だめだったんだな。
これからは、その心を大切にしてがんばるぞー!



★〜今日のPAよかったよ。落ちてからやり直したときに、○○が、「足のせていいよ!」「大丈夫?」と声をかけてくれた。○○を背負ってたけど、ちゃんとごーるできた。 コレは最後まで声をかけてくれた○○やみんなのおかげだと思う。この調子で2学期過ごしたいな。



★今日のPAで思ったことは、すっきり!とやったー!です。しばらく気合いが抜けていたと思います。これを機にもう一度みんな気合いを入れ直したと思いたい。でもたぶん入れ直したと思います。その理由はPAのあとのみんなの態度が変わっていたからです。


★今日のPAでは、なんか知らないけどスゴイ集中してて、30人でやるぞー!って思ってた。



★今日、PAすごく嬉しかった。なんか今日はみんなしてたと思う。
前の撮影のPAはちょっとやだった。やっぱゴールは自分たちでつかむのが1番だね。
うれしかった!20枚って難しかったんでしょ。
やっぱ高い目標と、低い目標じゃ達成感が全然違うねー!やっぱ嬉しい!

社会ではこのへんの人みんな集めて問題出し合ったりしてた!よかったね!

あ、今日みんなとしゃべってた!みんなとあいさつは何日か続けないとできなかったのに、すごいね!明るくふるまうこともできたよ!なんか今日はあまりしゃべったことない人としゃべってみたり、PAの帰り、あんまりしゃべんない○○ちゃんと一緒に帰ってみたりしたよ。明日もいろんな人としゃべりたいな。



子どもってすごいっす。

学校の先生、先生を目指している人には、絶対アドベンチャー・ラーニングを学んでもらいたいです。
これを学んでいるか、しているか否かで、信じられないほど大きな違いが出ると思います。

ボクが学んだのは以下の「している株式会社」のワークショップです。
http://www.shiteiru.co.jp/

ボクの友人であり、最も尊敬している、ボクのとってのモデルの長尾彰さんと大橋邦吉さんがファシリテーターをしています。