リテラチャーサークルの校内研修が終わりました。
結論から言うと、とっても盛り上がりました。
ボクは、「よい学び方は、年齢を問わない」と思っています。ということは、大人でも子どもでも楽しく、学びが深まるこの方法はいい学び方なんだなあと改めて実感。
普通は長編を4,5回に分けて読み、話し合うのですが、今回は限られた時間だということで、絵本を使って1回きりのリテラチャーサークル(以下LC)にしました。
アイスブレークは、同僚の方が担当してくださいました。
2学期スタートに使えるちょっとしたアイスブレークから、グループごとに課題に挑む、課題解決のアクティビティまで体験させてくださり、「使える」だけでなく、職場の雰囲気がぐっとよくなりました。
また研修途中の読み聞かせでも、夏休みに講座を受けてこられた先生が実演してくださり、これもまた学びの共有で嬉しい時間でした。
さて、メインのLCですが、ほぼ予定のプログラム通りに進めました。(思ったよりも時間がかかりましたが)
25分の話し合い時間で、「終わりです」というと、「短いなあ」という声が大人から上がるほど、話し合いがどのグループも盛り上がっていました。
「本を読んで、自由に語り合う」ということは、本当に楽しいことです。これは子どもも大人も共通なのでしょうね。
先生方の感想を伺ったところ、以下のようなコメントをいただきました。(ほんの一部の抜粋です)
★〜実際に体験できてよくわかり、素直に楽しかったです。子ども達の読書活動に使えたら本当に、本を読む、ということだけでなく、人間関係、学級経営にいかせると思いました。
★本を読むとき、ふだんはストーリーに気を取られてすらすら読んでしまうことが多いのですが、深く考えて読むことができました。自分の考えを言うことができました。
★「いいところは同じ本を読んで感想を共有することで読書の楽しみが何倍にもなる。読書は本来個人的なものだが、人間はつながりを持ちながら生きる存在。だから我々の読書生活も「こんな本読んだんだけどよかったよ」などと気楽に話題にしあえるようになりたいものだ。」
★「一つの物語について、みんなで話し合うと言うことはとても新鮮でおもしろいです。自分が気づけなかったところを誰かが気づかせてくれたりすると、一気にその物語の話がひらけていくようですっきりする。〜あと、答えがないので話しやすい雰囲気が自然に生まれるから、能力の差なく話し合える。今日初めて文学サークルがやれてよかったです!」
★「自分は「これ以上考えはないだろう」と思っていても、他の人の考えを聞くと「へえー!」とか、「なるほどー」「そういう考え方もあるな」とか気持ちが広がったり、考えが少し変わったりするのが自分でもわかっておもしろい。」
* * *
「低学年でやれる方法もあるかも」「学校オリジナルのやり方が見つけられるかも!」など嬉しい反応もありました。
やるまでは、ボクも正直不安がありましたが、やってみて本当によかったと思いました。
これも職場の皆さんのおかげだと思っています。このような研修にチャレンジさせてくれる職場と、全力で参加してくださる皆さん。本当にいい学校にいるなあと改めて思った1日でした。
「答えは参加者の中にある」というワークショップの原則を再認識しました。
とはいっても、今回のワークショップは改善点も多々ありました。
この改善点は、授業にも通じるんですよね。
ちゃんとまとめておいて、次に生かしていきたいと思っています。
みなさん、「読むと思わず感想を人に伝えたくなる絵本・本」「読むと読んだことについて思わず人と語り合いたくなる絵本・本」はご存じありませんか?
ありましたら是非お教え下さいね!
実は今日、親知らずを抜いて痛みで七転八倒中なのですが、忘れぬうちにどうしても配信したくて書きました。
keiさん、オレンジママさん書き込みありがとうございました!