いわせんの仕事部屋

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川の光

夏休みの時期、たくさんの本を読む時間に恵まれました。
昼間は当たり前ですが、出勤したり、研修に行ったりだったのですが、夏は、夜の時間が自分の時間にすることができます。
子ども達と過ごす普通の日は、帰ってきてから、学級通信を作ったり、明日の授業の計画を立てたり、としているうちに午前様・・・ということも多いのですが、夏休みは自分のノーミソの栄養補給をかねて、夜はできるだけ本を読むようにしました。

その勢いは今も続いていて、家に帰ってきて仕事が一段落したら、ベットで1時間ぐらい本を読んでいます。
ボクは、専門書やルポなどいわゆる「堅めの本」と、小説が読みたくなるときが周期的に訪れます。
今は小説を読みたい波です。

というわけで今読んでいるのは、『川の光』です。

朝日新聞の書評で、重松清さんが絶賛していたので、アマゾンで注文して読み始めました。
まだ前半の方ですが、描写が美しく、これからが楽しみです。
斎藤淳夫の『冒険者たち』にも似たストーリーで、この本と比較するのも楽しそう。こんなことも授業でやれると、より読むことが好きになる気がします。きっと小学校でもできなくはないんですよね。

ちなみに我が娘は、夏に『ドリトル先生航海記』を読み終え、今は上橋菜穂子の『精霊の守り人』を読み始めています。最近、共通の本を楽しめるようになり、そのことでいろいろ話せることが幸せです。
本が好きになり、いろんな本を手に取れるようになる、これだけでも親の役割の大切な1つをクリアできたかなあと思っています。


今ボクが、同時に読んでいるのは、上越教育大学教授 西川純さんの書かれた『学び合いの手引き』です。
西川さんの本はほとんど購入して読んできました。(6月には直接お話を聞く機会もありました)
西川さんが主張されている「学び合い」のエッセンスがまとめられた「手引き」がネットに無料でアップされているのです。
線を引き、ノートを取りながら丁寧に読んでいます。
自分自身の足りないところ、他の場面に生かせそうなところ、疑問、共感、いろいろなことが頭を巡ります。
これを教師仲間でLCのように読みあえたら学びになるだろうなあと感じます。
そのような場が作れるといいなあ。

           *  *  *

今、毎日帰りに「振り返りジャーナル」を丁寧につけています。
子ども達が帰ったあと、教室で自分自身を振り返るのです。
自分の足りないところ、どうしても変えられない、越えられない壁、いろいろなことが見えてきます。
あまりに自分の改善点がリアルに浮き出てくるので挫けそうにもなりますが、ここが自分の成長のしどころと、続けています。
「振り返りこそ学び」をボク自身が実感しています。