水溶液の謎を探れ!(過去の実践 アーカイブ)
昔の理科の実践です。
自身の記録として。
理科は、水溶液の単元。
「水溶液のナゾを探れ! 科学者入門」という学習をしています。
概略を書きますと。。。
<子ども達へのプリントより>
たいへんだ!今回の授業用に用意した、さまざまな水溶液のビンに名前を書き忘れて、7種類の水溶液が、どれがどの水溶液かわからなくなってしまった!
中には、とても危険な水溶液もある・・・・
科学者チームのみんな、チームで実験して、全ての水溶液の正体を突き止めてくれ!
★ゴール
①ナゾを解くための実験を考え、安全に実験してナゾを解くことができる。
②以下の3つのことについて、具体的な例をあげて、くわしく説明できるようになる。
ア 水溶液には,酸性,アルカリ性及び中性のものがあること。
イ 水溶液には,気体が溶けているものがあること。
ウ 水溶液には,金属を変化させるものがあること。
③「このノートを見れば、科学者チームがどのように研究していったのか分かる!!」ように書く。
※このあと3段階の評価基準のマトリクスが載っています。
★授業の進め方
1,学習の見通しを持つ。
2,チーム名を決める。チームのルールを決める。
3,教科書を読み合わせる。
もちろん他の資料や本を持ってきてもOKです。
ナゾを解くために全力をつくしましょう。
お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる人は、中学や高校の教科書を借りてきてもいいかもね—!
4,グループごとに実験方法を考える
1,どんな実験をするのか
2,その実験でなにがわかるのか
3,くわしい実験の方法
4,実験で気をつけること
をホワイトボードかまとめて、先生に実験のOKをもらう。
5,先生からOKがでたら、実験する。
6,実験の結果をメモする。
①見えたこと
②そこからわかること,推測できること
③新たなナゾ、疑問、まだわからないこと
5,A〜Gの水溶液の正体がわかったら、黒板に書いていく。
他のチームは「同じナゾを解く研究仲間」なので積極的に情報交換してね。
6,全員が「○の正体は○○です。その理由は〜」とちゃんと理由付きで説明できること。
7,7時間目に正解発表! さあナゾは解けるか!!
* * *
いやあ、いい感じに盛り上がっております。
試薬用に
「今日、紫キャベツ買いに行こう!」という相談しているチームもあり。
この授業は、西川純著
『「座りなさい!」を言わない授業 -』 東洋館出版社
をもとにやっています。
いい本です。オススメです。