冬休みです。
あと2日で新年ですね。
来年は、ちょっと覚悟を決めて、ブログをこまめに更新していこうと思います。
よろしくお願いいたします。
さて、冬休みは読書にもってこい。
今読んでいるのはこれです。
- 作者: ポール・タフ,Paul Tough,高山真由美
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2013/12/19
- メディア: ハードカバー
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いやー、非常におもしろいです。
著者はフリーのジャーナリスト。
最新の研究にていねいにあたって論を進めています。
こういう教育関連の本は日本には少ないですね。
目次はこんな感じ。
◆序章 明らかになる新事実
◆第一章 失敗する子、しない子
暴力がはびこる高校 / 貧困に悩む医師 / ACEの研究 / 駆けつける消防車 / 「死ぬほど怖い」 / ストレスは脳にどう影響するか / 貧困と実行機能 / 手に負えない少年 / なぜ母ラットはなめるのか / 愛着 / ミネソタの研究 / よりよい愛着関係への支援 / マケイラを訪ねる / スティーヴ・ゲイツ / キーサ・ジョーンズ
◆第二章 何が気質を育てるのか
「いままでで最高のクラス」 / 楽観主義を身につける / エリートの卵が通うリバーデール / 性格の強み / 自制心と意志力 / 動機づけ(モチベーション) / 読替えスピード・テストで測れる能力とは / 勤勉性 / 自制心のマイナス面 / やり抜く力(グリット) / 気質をどう測定するか / 裕福であること / 規律 / よい習慣を身につける / 能力に影響するアイデンティティとは / 性格の通知表 / 山を登りきる
◆第三章 考える力
セバスチャンの大失敗 / IQとチェスの強さは関係するか / チェス熱 / 計算された冷淡さ / プロ級の少年たち / マーシャル・チェスクラブ / チャンピオンになることを「選ぶ」 / フロー状態 / 楽観と悲観 / 勝負を決める日曜日 / 勉強に苦しむチェスの「天才」
◆第四章 成功への道
大学が抱える難題 / 卒業に必要な能力とは / 三十人にひとり / 一本の電話 / ACEテック / テストのスコアをどう見るか / ケウォーナの野心 / ギャップを埋める /
◆第五章 わたしたちに何ができるのか
中退という選択 / 望ましい親の役割とは / 「貧困問題」の行方 / どこを改革するべきか / 成功に満ちた未来へ
* * *
今のボクの興味関心にぴったりです。
全面的に賛成、というわけではありませんが、いくつかのヒントを得ることができました。
英治出版はいい本を作ります。
というわけで★★★★★ で、オススメです。
昨日の夜は小説を読破。
- 作者: 山本文緒
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/10/19
- メディア: 単行本
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久々の山本文緒。いい本でした。
こちらも★★★★★
ただ、この本のおもしろさを実感するには中年になるほかありません(涙)