出会い
先週、青木将幸さん(http://www.aokiworks.net/)をお招きして、1泊2日のワークショップを主催しました。
ボクにとって、これまでの人生を振り返り、これから先どう生きていきたいかをじっくり考える、貴重な2日間となりました。
(その話はまたあらためて)
そのワークショップでは、「自分史年表を作る」というアクティビティがありました。
自分の人生に影響を与えた出来事、本、人などを振り返って年表に整理するのです。
ボクの人生を振りかえると、ボクの人生の転機には、いつもステキな出会いがあることに気づきました。
その出会いをきっかけに、こんな活動もはじめました。
http://www.educational-future-center.org/
ボクにとっての大切な場です。
人との出会いって、本当に大切だなあ、そんなことを実感した2日間でした。
* * *
つい最近もとても大切な出会いがありました。
* * *
1年前。
ボクは自分のクラスづくりの実践を、
「なんとか言葉にして若い先生方に伝えたい」
と思っていました。
サークルで一緒に学んでいる若い先生にも、
「どんな風にクラスづくりをしているんですか?」
とよく尋ねられました。
だがしかし、ボクはクラスづくりを自分の「感覚」や「経験」で
自動的にやってしまっているので、
うまく言葉にできずに苦しんでいました。
ちょうど、
- 作者: 埼玉県狭山市立堀兼小学校6年1組,岩瀬直樹,荻上由紀子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/15
- メディア: ムック
- 購入: 45人 クリック: 274回
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の制作が進んでいる時でもあり、出版された暁には、
「じゃあ、こんなクラスを創るには具体的にどうすればいいんですか?」
という質問が来るだろうなあ、でもまだうまく言語化できていないなあ…
と悩んでいるときでもありました。
その頃であった本が以下の本でした。
- 作者: ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 単行本
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「ファシリテーター」という言葉が目に止まり、何気なく購入して読んだとき、本当に驚きました。
ボクがクラスづくりや職員室づくりで大切していることとの共通点があまりにも多かったからです。
興奮して親友のKAI(http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/)にすぐに知らせたことを覚えています。
「スゴイ本見つけちゃった!ボクらがやっていることを、こんなにわかりやすく、こんなに具体的に書いている人がいる!!」
ちょんせいこさんとの出会いはこんなスタートでした。
* * *
「いつか埼玉にお呼びしてワークショップを受けてみたい」
そう思っていましたが、今年の6月についに実現しました。
http://d.hatena.ne.jp/iwasen/20100622
言葉では言い尽くせないほどステキなワークショップでした。
そしてこのワークショップで、ボクは確信しました。
ボクはちょんさんと同じ価値観で、同じ方向を向いて進んでいる、と。
一緒に「信頼ベースのクラスづくり」について考えてみたい、
いつか一緒にワークショップをしてみたい、
そんなことを妄想するほど、ボクにとって運命的な出会いの2日間でした。
ワークショップが終わった後、ひょんなことから電話でお話する機会がありました。
それがきっかけとなって、
ボクたちは、「信頼ベースのクラスづくり」について
スカイプでたくさん話をするようになりました。
話をすればするほど、ボクは自分の実践が整理され、言語化されていきました。
ちょんさんが、うまく引き出して下ったのです。
「おお!ボクはこんな手順でクラスづくりをしていたんだ!」
「こんなことに気をつけていたんだ!」
と自分の実践ながら発見の連続!
ここ何年かのボクの悩みが一気に解消されていきました。
その対話の中で、
「学級経営で困っている先生方、その先にいる子ども達が幸せに過ごせるための
『信頼ベースのクラスのつくりかた』
の具体的な提案をしていきたい」
という強い思いを共有しました。
今もその対話は続いています。
対話の中で、ボクはちょんさんからたくさんのことを学び、それにとどまらず、2人の間で新しいものがどんどん創り出されている、そんなうれしい時間を共有できています。
きっと同じような未来の社会を思い描いているからかなあ、なんてボクは勝手に思っています。
ボクにとって、同志であり、大切な大切な友人であり、そして最も信頼するファシリテーターのお一人です。
ボクらは、これから「信頼ベースのクラスづくり」の具体的な提案をしていきます。
ぜひ楽しみにしていてくださいね。
出会って1ヶ月ぐらいたった7月後半、ボクたちは試しに、信頼ベースのクラスづくりの大きなツールとなる「振り返りジャーナル」についてまとめてみました。
それぞれ自分の講座やワークショップで配布してきたのですが、とても好評だったので、ご希望の方にはお送りしたいと思います。(PDFファイルです)
読んでみたい!というかたはぜひメールくださいね。
naoki.iwase と gmail.com を「@」でつないでください。
ちょんさんのブログはこちらです!
↓
http://blog.goo.ne.jp/apuromatsubara/e/d5ab263d3bb8b22d95bf47d85276c191