いわせんの仕事部屋

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お掃除プロ制度

いよいよ新学期が近づいてきました。
 お掃除は今年度も、「お掃除プロ制」で行きたいと考えています。
お掃除プロ制とは、自分がやりたい場所、責任を持って取り組める場所を「プロ」として立候補して決めて、1学期間同じ掃除場所を「プロ」として受け持つ方法です。
 子ども達は、お掃除のプロ「ダス○ン」よろしく、早く、丁寧に、きれいにするプロを目指して工夫して取り組みます。

 立候補して決める、というのがかなり決定的に重要で、「やらされる嫌な仕事」から、「自分たちでプライドを持って積極的に取り組む、やりがいのある仕事」へと価値観を転換します。
 自分で選ぶ、というのは本当に大切だと、子ども達の様子を見ると実感します。
 
 掃除の人数は目安はありますが、こだわりません。
 それよりも「選ぶ」=「責任を持つ」と言うことの方を優先する方が経験上いいみたいです。
 それに少ない人数の方が一生懸命やることも多いです。教室の最少人数は5人でしたが、それはそれが見事な掃除っぷりでした!
 

 掃除にとどまらず、掃除場所を「自分たちで変えてよい」というルールも作ります。例えば、トイレをディスプレイしたり、掃除用具を工夫したり。
 これを取り入れることで、一気に自分の掃除場所への愛着が生まれてきます!
「私の掃除場所」という愛が生まれるみたいです。


 今日、入学式の前の最後の掃除をしていたところ、卒業した子ども達が受け持っていたトイレが目に入りました。
 最後の1週間でさらにきれいにしたみたいで、明るくきれいなトイレになっていました!


わ!!輪飾りがあった!!
教室にあった輪飾りがこんなところでリサイクル!


全部のトイレのトイレットペーパーを同時に新品にして、その減り具合で人気度を測ったそうです。
人気がなかったトイレは、特に入念に掃除していました。
雑巾で床や便器まで拭いていて感動しました。
一気に人気の個室になったみたいです。



壊れた「とって」を自主的に直していました!


こんな一工夫も!個室によって色が違うのです!
すてきですよね。

入り口にはこんなマークが!



どんなにやる気になって掃除に取り組み始めても、やっぱり中だるみしちゃいます。Tチャートで振り返りを行います。振り返りは「よかったこと」と「改善点」に分けて話し合って書きます。その紙はトイレ場所に貼っておき、いつでも意識することが大切です。
反省ではなく、よかったこと、どうすればもっとよくなるか、というポジティブな面にスポットライトを当てるのが大切だと思います。
「反省会」ではなく「振り返り」です。



最後には、「お掃除マニュアル」をつくりました。これを新たな学年の掃除場所へ「伝授」していきます。