なぜ説明書づくり?
なぜボクが「いいクラスのつくりかた」説明書を書こうプロジェクトをやりはじめたかをちょっとメモしておきたいと思います。
ボクのクラスの子ども達、卒業文集や家庭学習の中で、
「今年学んだことで、中学のクラスもいいクラスにしていきたい」
「自分がどこまで出来るか新しいクラスで試してみたい」
「この1年、自分たちが頑張ってきたからいいクラスになった」
「先生は、土台を作る人で、私たちがその上にデコレーションしていいクラスを創ったんだよね」
というような言葉を書いたり、話したりしていました。
ととうことは、子ども達の中に、まだ言語化されていないけれど、
「こうすればいいクラスになる」
「こうすればいい人間関係が出来る」
というイメージがあるのではないか、と思ったのです。
ならばそれをまとめてみよう!とおもったのが1つのきっかけです。
と同時に、このプロジェクトをすることにより、この1年の自分たちの歩み、成長を客観的に振り返る機会となり、自分たちの学びを自分たちの中にはっきりと意識し、自分のものとできるのではないかとも思ったのです。
どんな環境に進んでも「いいクラスをつくる」ということに対してイメージや具体的なアプローチを自分なりに整理しておくことはとても重要だと思っています。
「クラス」を「組織」、「チーム」、「友達関係」に置き換えても十分活用できることだからです。
書いた本そのものを、子ども達の学びの成果としてしっかりと小脇に抱えて中学にいってほしいと思っています。
今まで学級経営本は、先生が書いてきました。
先生の視点で。
でも学級って誰が作るのでしょうか?
子ども達でしか書けないこと、感じられないこと、語れないことがきっとあるはず。
さて、どんな本になるか、楽しみです。