今日は、市の綱引き大会の引率。
学年から男女各1チーム出場するのです。
男子チーム。
練習からなかなか女子チームに勝てず。
悔しい思いをしてきました。
今週木曜日の最終練習でついに勝利。
モチベーションをあげての本番となりました。
予選は、3チームの総当たり。
1回負けるとそれで予選敗退が決まる厳しいルールです。
しかも一本引き。1回勝負なのです。
対戦相手は既に1勝。
つまりこの初戦に負けると予選敗退が決まります。
Aくんの顔に緊張が走る。
いつもおちゃらけているのに、円陣を組んだときに、
「おい、みんな。気合い入れてくぞ」
低い声で自分に言い聞かせるように。
その姿にグッときました。
本気の声、本心の声は、魂に響きます。
そして勝負。
必死の顔でこらえるも、30秒粘った末に引ききられる。
悔しそうな顔。
涙が出そうな顔。
でもボクは綱を引いている必死な顔に涙が出そうになりました。
ベストを尽くしてチャレンジしている姿は人を感動させます。
「次勝とう」
「勝って終わろう」
何とか気持ちを切り替える。
次の試合は、子ども達の気合いが綱に伝わり一気に引ききりました。
勝ったけどどこか悔しそう。
そうだよね。嬉しいけど悔しい。
でもかっこよかった、みんな。
この悔しさ、覚えておこう。
一方女子。
予選を全勝で突破。
一戦毎にチームとして成長していくのを感じる。
準々決勝の前の円陣にも気合いが感じられる。
「絶対勝とう」
「諦めないでいこう」
「声だしていこう」
かけ声もどんどんいい声になっていく。いい顔になっていく。
準々決勝も一気にロープを引ききる。
嬉しさがはじける。
予選ではタダの寄せ集めだったチームが、ここで一気に高まっていく。
直後の準決勝。
気持ちを作りあげる時間が足りない。
ロープがピンと延びたまま膠着状態。
子ども達の必死な顔。
キャプテンのMさんの気合いの叫び声。
30秒が過ぎる。
手に力が入らなくなる。
でも諦めずに必死に引く。
その姿に涙が出てくる。
あーーーー!!
子ども達の魂の叫び。
最後引ききられてしまう。
無念。
何人かの目から涙があふれる。
その時、
「3位決定戦があるよ!」
「気持ち切り替えよう!」
「勝てる勝てる!勝てるよ!」
子ども達の声が出てくる。
涙を必死で止める。
そして3位決定戦。
円陣で気合いを入れて出発。
その時の子ども達の顔は、これ以上ないぐらいかっこよく、光ってました。
ボクが過去にそんな顔をしたときっていつだろう。
こんなに魂こめた顔したの、いつだろう。
子ども達の気合いは応援の人にも伝わる。
みんな、我がことのように、ばかでかい声で声援を送る。
なんか、応援しながら泣きそうになる。
子ども達は、今まで一番いい顔で、一番いい声で、いい構えで引く。
喜びが会場にあふれた。
ボクは涙が出て、鼻の奥がグッと詰まった。
人の一生懸命は、人を感動させる。
素晴らしい1日をありがとう。
ボクもベストを尽くして日々を過ごします。
* * *
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 156人 クリック: 3,495回
- この商品を含むブログ (419件) を見る
★★★★★
昨日読了。
最近、このような自己啓発系の本を読むことが多い。
自分の「ありかた」を見つめ直している最中だからかな。
この本、「わたし」を問い直すいい本でした。
『心のなかの幸福のバケツ』を合わせて読むことをオススメします。
結局は、自分の問題なのですよね。