いわせんの仕事部屋

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子どもたちは、何を見て、何を感じ、何を体験しているのか

この本を買いました。

『子どもは子どもを生きています』
小西貴士 フレーベル館

子どもは子どもを生きています

子どもは子どもを生きています



キープ協会で「森のようちえん」の活動を続けながら、子どもたちの写真を撮り続けている小西さんの写真集。

なにげない日常の子どもたちの写真。
小西さんが一枚一枚に、
短い言葉を添えています。


なんというか、すごくいいんです。
一人ひとりのストーリーが見えてくるんです。


むけられているまなざしがとても優しく、いとおしくなります。
何度も何度もめくってしまいます。
まるで小西さんが、その子の中に入り込んでいるよう。



              *  *  *


ボクは仕事上、子どもたちと一緒にいることが日常です。
ついつい、子どもたちを『評価する』視点になってしまいがちです。
何ができるようになったか、とか、次は何ができるようになるといいか、とか。
そしてそれは決して悪いことではありません。必要なことだと思います。


でも、ボクたちは時には、
一人ひとりの子どもたちが、
何を見て、何を感じて、何を考えているのか、
何を『体験」しているのか、
一人ひとりの子どもたちになってみる。
一人ひとりの視点から教室や社会を見つめてみる。感じてみる。
そんなことが必要だと考えます。


そこから見えてくることに敏感でありたいです。


それぞれに流れている物語を記録していくような
リフレクション、ドキュメンテーションを試行錯誤しています。