いわせんの仕事部屋

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専門家のマント

引き続き、iphoneからの更新です。

ギヴァー普及プロジェクトに早速ご連絡を頂きました。
ありがとうございます。
引き続き皆様、よろしくお願いします。


さて日曜日の朝日新聞の記事、


「英国はドラマ教育先進国」


はとても興味深い記事でした。

ICUの先生、渡部淳さん(今は日大の先生みたいです)の記事です。
渡部さんの本は以前から読んでいて、興味を持っていました。

教育における演劇的知―21世紀の授業像と教師の役割

教育における演劇的知―21世紀の授業像と教師の役割


今、朝日新聞の教育欄「あめ はれ くもり」で連載をされているのですが、これが面白い!
今回はイギリスでのプロジェクト、

「専門家のマント」

が紹介されていました。
以下引用。




* * *



特別支援学校の校長先生役になった小学校の先生が、

「私の学校の子ども達のために庭園を設計してほしい」

と9〜10際の子ども達に依頼する。

造園家役の子ども達は、教師と地域の専門家を取材し、目の見えない人が手触りやにおいを楽しめる植物を探したり、車いすの人が手入れを楽しめる花壇の構造や工法を考えたりする。

ここでは、子どもが専門家チームとして実世界の状況に浸り、全身で問題解決に取り組むことで、何かを成し遂げたという手応えを得ている。



* * *



これ、すごくおもしろいフレームです。

『作家の時間』も「本物の作家になる」というフレーム、本物の体験が授業の柱になっています。
この「専門家のマント」も同じですね。
この例を読むと、いろいろなことに生かせそう。


久々にノーミソが活性化!
どんなアイデアが考えられるでしょう?
チーム学習もこんなフレームで考えると、グッと面白くなるはず!

「マント」の部分を「本物の専門家をめざす」に変えればさらに本当に社会とつながった学びになりますね。