作家の時間の作品
最近の作家の時間の作品です。
ボクのクラスのここまでの道のりを短い文章で、的確にまとめてくれています。
と同時に、子ども達の本気に涙が出そうになります。
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私にとっての6−1って何だろう?今まで考えたこともなかった。ふつうの存在では絶対にない。それは自分でもわかる。
だって私たちってすごいもん!教え合いだってそうだし、今まで誰一人置いてけぼりにしていない。でもこのすっごいクラスになるまでにもいろいろあった。このいろいろなことを乗り越えて来たから、自分でもすごい、と思えるのかな。
4月の時を振り返ると、なんか自分たちが情けない。だって4月は普通の小学生だったもん。でも目標を作ったときから本当の6−1が始まった。目標を決めるのも大変だった。でも目標ができて私にとっての一つの目的地、という感じ。みんないつも見る日がないぐらいの自分たちの大切な存在。
これがなかったら、6−1はこんなクラスじゃなかったのかもしれない。
今までだってクラス目標ってあったけど、なんかちょっとレベルアップしたし、なんか輝きが違う。
これで6−1が無事出発をとげたのだ。目的地までの道のりは長い。365日、休みの時も6−1は6−1。1年が6−1。時には振り出しに戻ったときだって何回もあった。
イワセンがぶちぎれて目標を取られたとき、みんなは必死に守って、あきらめず、振り出しに戻ったって時間をかけてそこからゴールを目指せばいい。
そんな感じに6−1はゴールに行く道を出発し、この今がある。でもゴールに向けてクラスだけが変わったんじゃない。私自身もこの目標ができてこの6−1にいる存在感も変わった気がする。
365日、6−1はゴールに向けて走り続けている。