最近いくつかのブログで、『ライティング・ワークショップ』の本が取り上げられています。
ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: ラルフ・フレッチャー,ジョアン・ポータルピ,小坂敦子,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 40回
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ボクは、プロジェクト・ワークショップというチームでこのライティング・ワークショップを実践、研究しています。今年で2年間実践してきました。
この学び方は本当に素晴らしいです。
どう素晴らしいかは、ぜひ上記の本を手に取ってみてください。従来の作文との違いにすぐに気づかれると思います。
また春にはボク達のチームで書いた実践本が出版される予定です。楽しみにお待ち下さいね!
今日は昨年担任していた6年生へのインタビューを紹介します。
アマゾンの紹介の中でも1人のインタビューが載っているのですが、このブログではそのインタビューや、春に出る本に載っているインタビュー以外のものを紹介します。
なお文中の『ライター」とは『ライティング・ワークショップ」のことです。
このインタビューをお読みになったあと、感想や質問を書き込んでくださるととても嬉しいです。
Oさん Mさん
・WWは好き?
M「はい」
O「うん」
・なぜ?
O「なんか、普通の運動会の作文とかだと何を書くか迷う。ライターだと何を書いてもいいから手が進む。書けるじゃん。自由っていいよね」
M「やっぱり、自由に書けるし、友達からのアドバイスがあるから、立ち歩くのが平気なとこ」
O「自由だけど、ルールがあってちゃんとやるみたいな感じ?」
・今まで作文は好きだった?
O「大っきらい。書くときに「何書こうか」とずっと考えているのがいやで、時間がかかるのがいや。時間がかかっちゃう。」
M「なんとかでした!なんとかでした!国語自体いやだった。本もいや。字もいや。」
O「作文書くと消しまくっちゃう。ちょー消したよー。気に入らなくて」
M「作家ノートよかったよね。マイノートぽくっていい。」
・ライターで一番好きな時間とかお気に入りの時間って?
M「アドバイスもらう時間。友達の作品を読むとき。修正してって読むのが楽しい。
なんか、工夫とか人ぞれぞれちがうからよくわかる。」
O「修正してもらって、自分の作文を直して、作文がよくなっていくのを味わっているのが好き」
・成長したなあと思うことある?
O「一つの言葉を言葉にする。言葉にこだわるようになった。詳しく考えるようになった。量書けるようになった!」
M「書けるようになった。内容もよくなった。書き出しと書き終わりにこだわって書けるようになった。
O「書き出しにこだわるなあ。前は全然こだわっていなかった。体言止めで終わるのが好き!」
「何でそんなに書けるようになったの?」
O「うーん、やっぱり読書かな。たくさん読むと、自然とたくさん書けようになるんだよね。。」
・人に読んでもらうってどう?
O「好き!もっとユーモアの人、真剣の人とかいて、意見文系もある、いろんな種類が合っておもしろい!」
M「変わった。文の意味とか、よくわからないとかいわれると、もっとわかりやすく書こうとか変えた。」
・この1年での自分の一番のお気に入りは?
M「最後のやつ。一番読んでもらったり、直してもらったりして、自信があった。」
O「うちやっぱり、リレーのやつかなあ。最後の奴よかったんだけど、自分だけで書いちゃった奴だからあんまり。あの時は書き出しすごい迷って書いた。一番消した。4ページ位書いた」
・友達からのアドバイスで一番良かったのは?
O「過去と未来のつなげ方。過去から未来につなげ方をアドバイスされた。」
M「友達にほめられたところをもっと、よくするみたいな感じ。」
O「いいじゃんこれ!が多い。ほめられるだけより修正してもらったほうがいい!」
・WWの先生の役割って?
O「その人がやっていることを、ちゃんと知るというか、やっていることをよく理解している人。そして次のやることを手伝ったり、アドバイスすること」
M「いろんな人の作品のワザをクラスみんなに紹介して、クラスみんなをよくする役。」
2人にとって「書く」とは?
M「書くとは、リラックスできる。書くなら考えたことをまとめていける」
O「話し言葉以外の伝えられる。気持ちや話し言葉ではわからない自分の考え、気持ちに気づくことができる。」