いわせんの仕事部屋

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経験の開放性と勤勉性が大事!?

The Huffington Postのサイトに興味深い記事を見つけました。



学校の成績は、知能ではなく性格で決まる(研究結果)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/07/personality-is-a-better-predictor-of-success-_n_6427292.html?utm_hp_ref=mostpopular


タイトルからして気になりますよね。



オーストラリアの研究チームは、「ビッグファイブ」と呼ばれる性格5つの特性(外向性、情緒不安定性、協調性、勤勉性、経験への開放性)を測定した値と、大学生の成績やテストの点数を比較した。


その結果、成績に最大の影響を及ぼしていた要因は、「経験への開放性」と「勤勉性」だった。これまでの研究でも、この「経験への開放性」と「勤勉性」は、様々な分野での成功に関係しているということが分かっており、今回の研究は、従来の研究結果を裏付けるものとなった。


「経験への開放性」と、「勤勉性」、この2つが重要というのは、先日のエントリーのGRIT(やり抜く力)ともつながります。

でも「性格」といわれると、「持って生まれたもの」という印象が強く、どうしようもないという印象を与えてしまいがち。
これは練習で身につけられる「特性」と考えた方がよさそうです。
現にこれは練習である程度身につく、というのは経験的に確信があります。
記事でも、

ポロパット博士は「性格は変わるものだし、生徒の勤勉性と開放性を訓練し、彼らの学習能力を向上させている教育者たちもいます」とも指摘している。「これとは対照的に、人気の脳トレ・アプリで知能を向上できるという証拠ははほとんどありません」

とありました。
これからの授業や学級経営にとって示唆に富む研究のようです。