ぼくの住んでいるところは明日始業式。
どんなスタートになるか、娘もドキドキしていることだろう。
2年前の始業式前の会話。
「いよいよ3年生だね−」
「うん、そうだねー」
「どんな感じ?」
「ふつー」
「どの先生になってほしいっていうのはあるの?」
「えー、先生の名前とか全然知らないからなあー」
「そうなんだあ。じゃあどんな先生がいいの?」
「ああ、優しくて楽しかったらそれでいいな」
「2年生の時の○○先生は?」
「ああ、優しかったよ。怒るとこわいけど」
「怒ると楽しい人なんていないでしょ」
「たしかにぃー(笑)。とにかくやさしくて楽しい先生がいいよ。だって楽しく毎日いきたくなるもん」
「まあ、そりゃそうだよねえ。」
黄金の3日間とか、はじめが肝心とか、ぼくらは先生目線でいろいろ語るけど、
子どもにとっては極めてシンプル。
先生がいつも笑顔でいること。
優しくて、自分(たち)を大切にしてくれること。
毎日が楽しいこと。
毎日いきたくなること。
自分と自分たちが、他者から大切にケアされる体験が積み重ねられること。
子どもはよくよく大人の本気がどこにあるかを見極めている。
子どもの目から、子どもの体験から学校を見直したい。
はじめが肝心とばかりに、統率しようとしたり、しめたりするのは、本当に本当に勘弁してもらいたい。
「鍛える」とか、「まずはしつけ!」とか言わないでもらいたい。
人と人との出会いでなにが大事かに戻りたいよなあ。