「理想を掲げて妥協する」
とは、仮説実験授業の創始者、板倉聖宣のことば。
誠に奥が深い。
大事なのは「理想」。
「こんな学校を創りたい」というビジョンは毎年形を変えながら、20代からずーっと持ち続けている。
理想のない妥協だけはせぬよう。
理想だけで突っ走らぬよう。
この言葉に支えられて、ぼくはこの年までわりとおもしろがってやってこられたと思う。
理想があるからこそ折り合える。
理想があるから、そこから対話がうまれ、新しいものが生まれるやもしれぬ。
理想があるから、いろいろおもしろがれる。
しかし。
自分の理想だけになって、独善的になっていないか。
気付いたら妥協だらけになっていないか。
時々そう自分を振り返る。
いつか学校を創りたいなあ。
どんな形になるだろうか。
これからも「おもしろがる」を外さずにやっていこう。
そのためには、学ばなくちゃいけないことがまだまだ山積みだな。
理想を掲げて妥協する。
なんと深い言葉よ。