ひとりになること。離れられないこと。
常に誰かと一緒にいたい。
誰かと一緒じゃないと不安。
そんな子が毎年います。
そんな子が、一人で安心していられるようになるには、
どんなことが必要なのでしょう?
ある年のある授業の振り返りで、
ある子がこんなことを語っていました。
「どうして一人でいられるようになったの?」
「このクラスってどこにいても、
みんないっしょに扱ってくれるから、
一人でいやすかった。」
「このクラスだと、
場所によって扱い方が違ったりしないし、
扱い方いっしょだから、
どの場所にいても安心できる感じ。」
ボクは聴いていて、なるほどなあと。
人間関係の濃い薄いを超えてゆるやかにサポートしあえること。
流動性の中でゆるやかな人間関係が育まれるって、
自由の相互承認の感度って、
この「どこでも同じように扱われる」
ということの体感なのかもしれない。
体感したからこそ、ことばにできた。
体感なくして自分のものになることなんてないんだろうな。そのような安心できる居場所とは?