時間をゆるめる。
シルバーウイークですね。
土日は学会だったので、ようやくシルバーウイークらしく過ごしています。
シルバーウイーク明けの仕事がちょっと気になっちゃったりする。
なりますなります。
でもあと2日は、その不安や「気になり具合」を意識してエイヤーと手放したい。
何もない時間ってけっこう大事じゃないか、とおもうわけです。
効率的じゃない。
何の成果も上げない。
お金にならない。
人のためにならない。
期待に応えられない。
そんな時間はムダなの?
ボクはわりと「隙間時間もったいない症」で、
常に本を持ち歩き、
隙間時間があれば本を読み。
あるいはスマホで仕事関連の返信をし。
ジョギングするときですら、
「30分あるからパッと走ってきて、帰ってきて原稿書こう」
なんて考える始末。
職場でもやっぱりひたすら「効率化」を考えてしまいがち。
時間のムダ=悪みたいな感じ。
仕事のできる人は時間を効率化するのだ−!がおー!
原稿書きまくるのだ−!うおー!
早く帰れなくちゃいけないという毎日だから、なおさらです。
でも、時にはなんだかしんどくなります。
で。
意識して時間を緩めようと思ったわけです。
何でもない時間を過ごそうと。
ジョギングしながらも、おもしろそうだと思ったらすぐ寄り道。
河原で昼寝。
川をボーッと眺める。
リビングでミステリーをのんびり読む。
子どもたちとボードゲームをわははと楽しむ。
携帯の電源を切る。
ネット断食する。
お買い物してのんびり料理する。
ビール片手に。
仕事を意識して引き受けない。
何の予定もない週末を意識してつくる。
そんな時間を過ごすと、
今まで見る余裕のなかった日常の色鮮やかさが浮かび上がってきます。
「家の周りの自然ってこんなにきれいだったのか−」
「ああ、いつの間にか息子、しっかりしたなあ」
「風が気持ちいい。秋が近づいているなあ」
「お料理、のんびりやると楽しいなあ」
「家の周りにこんな花が咲いてるなんてしらんかった」
「おれってそもそも、何をやっているときに幸せなんだろう」
「昔、よく釣りに行ったなあ。ひさびさに釣りに行きたいな−」
そして、時間に追われ、いや追われていることにすら気づかないでがむしゃらに走り続けている自分をちょっと振り返るのです。
もっと自分のために時間使ってもいいよなあ。
もっと自分の家族のために時間使おう。
のんびりする時間、時間に追われない時間は、なにも老後にまとめて取っておく必要はないよなあ。そもそもそこまで生きてるかわからんし。
だったら日常的に分割して取っちゃえ。
時々思い切って時間を緩めてみる。
なにもしない日、を1日取ってみる。
「風邪を引いて寝込んだ」ということにしてしまえば、
思い切って1日取れるもんな。
そしてその時間、徹底的にのんびり日常を過ごす。
外に出る。見る。考える。笑う。
大切な人と過ごす。
そこで得たエネルギーはきっと、
明日からの「おし、仕事頑張るか!」のエネルギーになるはず。
というわけで残り2日、ボーッとしよーっと。