再々読。
時々読みたくなります。
世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション
- 作者: サルマン・カーン,三木俊哉
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (17件) を見る
この方です。
何度読んでも刺激的な本。
読むたびに、自分のアンテナにひっかかる文章が変わって、
それが再読の魅力です。
自分の読書ノート代わりのメモです。
学習するスピードは人によって異なります。〜
それに、速くわかることと完全に理解することは、同じではありません。
したがって、学習のペースはスタイルの問題であり、相対的な知性がどうこうという問題ではありません。 p30
ホントその通りだなあと思います。そのスピードの違いを「ないこと」にしてしまっていることがあることに気づきます。
それぞれのペースを大切にする学習、とは。
固定すべきは高いレベルの理解度であり、ばらばらでよいのは理解に要する時間だといいうのです 49
その通りだなあ。
「いずれは理解できる」というおkとを受け止められる教室、学校。
〜私たちは既存モデルになじみすぎたあまり、なにも変えられずにここまで来たのです。P40
今、武雄市が取り組んでいる改革は、ここにアプローチしているんだよな。
タブレットを使った予習ベース。
教室はぼんやりと座っているだけの場所ではなく、
相互支援のためのワークショップへと様変わりする。
ということを目指しているのか。
学習内容を自分のものにし、10年後でも必要なときに応用できる生徒と、テストのために公式を覚え、翌月には忘れてしまう生徒。前者にあって後者にないものは、学習内容同士の関連性の理解です。 58
どんな科目にも終わりはありません。ほかの概念から切り離された概念などありません。59
今自分が学んでいる野は、大きなマップのどこに位置づくのか。
その見通しの可視化。
学校でもやれるな。十分。
学習プロセスのあらゆる段階で、教育に対する能動的な姿勢を保つよう生徒たちを後押ししなければなりません。64
人は本来能動的。何かをしたがるもの。能動的=ありのままに振る舞うこと。
マイペース学習
一人一人の生徒に「いつ」「どこで」だけでなく、学習の「速度」も管理させるのです。
イエナプランでいう、ブロックアワー。
現在主流の教育モデルが必然でもなんでもなかったと知ることです。 69
〜「なにが機能してなにが機能しないか、それはなぜか」
という、単純ながら必要不可欠な疑問を重視する視点だと思います。 71
なんと刺激的で、なんと当たり前のことか。
いろんな刺激を受けた再読でした。
これからの実践の改善のヒントもたくさん。
さあ、今日はプールです。
あつそうだあー