昨年、オランダに行きました。
この本に出会ってから、どんな教育をされているか興味があったのです。
一度、実際にみたいと思っていました。
- 作者: リヒテルズ直子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: Kindle版
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kindle版もでたんですね。
その中の、ペーター・ペーターゼンの言葉。
時々読み返しています。
* * *
罰や怖れ、強制によって生み出される<よい行動>というものは、 一人の人間である子どもの個人的な生においては何の意味もないものであり、
社会にとっても意味のないことである。
* * *
将来どんな政治的、経済的な状況が生じるか、
私たちはだれも知らない。
未来は、人々の不満、利益追求、闘争、
そして今の私たちには想像のできない
新たな経済的、政治的、社会的状況によってきまるだろう。
けれども、たった一つ確信を持って言えることがある。
すべての厳しく険しい問題は、
問題に取り組んでいこうとする人々がいて、
彼らにその問題を乗り越えるだけの能力と覚悟があれば、
解決されるだろう、ということを。
この人たちは、親切で、友好的で、互いに尊重する心を持ち、
人を助ける心構えができており、
自分に与えられた課題を一生懸命やろうとする意志を持ち、
人の犠牲になる覚悟があり、
真摯で、うそがなく、自己中心的でない人々でなければならない。
そして、その人々の中に、不平を述べることなく、
ほかの人よりも
より一層働く覚悟のあるものがいなくてはならないだろう。
* * *
個別と協同のバランス。
ボクたちはついつい、クラスをひとつの「かたまり」として見てしまいがちですが、
そこには、一人ひとりがいるのですよね。
一人ひとりの成長を大切にしていくこと。
一人ひとりに寄り添うこと。
意識して実践していきたいです。