いわせんの仕事部屋

Mailは「naoki.iwase★gmail.com」です。(★を@に変えてください。スパム対策です)

いいことアンテナ

いいことアンテナ

ボクの頭の上には、「いいことアンテナ」と「わるいことアンテナ」がたっています。
「いいことアンテナ」は、自分の周りにあるいいことをキャッチするアンテナ。周りの人のいいところやいい行動、周りの人への感謝などをキャッチします。
学校の先生としてのボクにとって、このいいことアンテナは、クラスのいいところ、一人一人のいいところ、いい行動、成長、進歩をキャッチするアンテナです。
ようは、


「プラスの情報をキャッチするアンテナ」


です。
反対に「悪いことアンテナ」は悪い情報をキャッチするアンテナ。周りの人の欠点や失敗、よくない行動、気になる言動、等をキャッチします。
ようは


「マイナスの情報をキャッチするアンテナ」


です。
ボクには、どちらのアンテナも備わっていて、頭にぴぴーんと立っているのですが、ボクの場合、かつては「悪いことアンテナ」の性能が圧倒的に高く、マイナス情報の電波ばかりキャッチしてしまっていました。
「悪いことアンテナ」でとらえた電波は、自分の中に「不快」を生みます。
それが気になって、その「不快」を解消したくて、クラスの子どもを責めたり、怒ったりして、何とかその「不快」を取り除こうとしちゃうんです。他人のせいにしちゃう。
困ったことに、「悪いことアンテナ」は使えば使うほど性能がアップしてしまいます。
微弱な電波もキャッチしちゃうんです。
そして悪い循環が生まれてしまいがちでした。
このままじゃいかん。

そう思って、ここ数年、意識して「いいことアンテナ」の性能アップに努めています。
プラスの情報は、どんな微弱な電波でも拾えるように心がけています。そうするとうれしいことに
どんな微弱な電波もキャッチできるようになってくるんです。性能がアップしてきたなあと、ようやく実感できるようになってきました。
「いいことアンテナ」で拾った電波は、自分の中に「快」を生みます。「快」なので、それだけで笑顔でいられます。
しかしそれだけで終わりにしてしまうのはもったいない。
大切なことは、そのキャッチした電波を、きちんと「放送」することだなあとも思っています。
放送とはもちろん比喩で、うれしさや感謝を伝えたり、ほめたり、時にはお手紙や学級通信で伝えたり。
そうしたら、なんと自然に子どもたちの「いいことアンテナ」の性能もアップしだしました。
お互いのいいところを見つけるのが上手くなってくるんです。
不思議なぐらいいい循環が生まれてくるんです。
まずはボクの「いいことアンテナ」を磨くこと。
そして、そのプラス情報を積極的にシェアすること。
そんなことを意識して日々過ごすようにしています。
もちろん時には、「わるいことアンテナ」がにょきにょきと伸びてきてしまうのですが。。。(^_^;)
これは何も学校に限りません。
家で我が子に対しても意識しなくちゃ。我が子に対してはついつい「悪いことアンテナ」が優勢で。。。。。
結局、まず変わるのはボクからなんだなあと実感する毎日です。