2学期、運動会、市内体育大会とスタートから行事が立て続けにあり、なかなか時間がとれないということで、会社活動を休止していました。
何年も前、運動会練習などでものすごく忙しい時期に、
会社活動を並行してスタートしていたことがあります。
活動時間がとれなかったので今思えば当たり前なのですが、会社活動が遅々として進みません。
練習、練習で疲れていたり、休み時間も応援団やリレーの練習が入ったりで、子どもたちもクタクタ。
にもかかわらず、会社活動があまり進まない状況にイライラしてしまい、
「こんなやる気のない会社活動、意味がない!」
なんて、自分勝手な怒り方をしてしまいました。
そうやって子どもたちを冷やしてしまった苦い失敗体験から、今回は余裕を持って10月にスタートする、
というようにし始めました。ようやく大きな行事も終わり、時間的な余裕も生まれてきたのでめでたく復活!
子ども達もぼくも心待ちにしていました。
学期の会社は話し合いの末以下のように決まりました。
・手芸会社
畳コーナーのクッションなどを作る
依頼を受け付ける
ぼうしのゴムなどを直したりする
・科学会社
科学の実験をする
その結果を模造紙にまとめる
作った物を展示する
プレゼントできる物はみんなにプレゼントする
・インテリア会社
クラスを明るくする
リフォームをさらに進める
みんなのために役立てることをする
・5−1工務店
段ボールで小さな家を作る
木でイスをつくって使ってもらう
クラスのためにはたらく
エコにきをつけゴミを出さない
・5−1ライブラリー
図書コーナーをきれいにする
本の読み聞かせの会を開く
ブッククラブを楽しむ(他の人も参加OK)
・パソコン会社
パソコンで今の状況をまとめみんなに報告する
新聞づくりをする
・シネマ会社
写真やビデオでクラスの記録をとる
映画を作って上映する
パソコン会社と連携する。
とバラエティに富んでいます。
今までやれなかった分を取り返すかのように,せっせと働いています。
新しい会社もでき、これからが楽しみです。
なかなか授業時間は確保できないのですが、休み時間も楽しそうに活動しています。
シネマ会社は、
「クラスの様子を記録していって,学期の終わりに,振り返りのスライドを上映」を目指しています。保護者会で上映会もいいなあと提案。張り切って記録を取り始めてくれています。
実験会社はどんな実験をしてほしいのか、アンケートを採っていました。
スライムづくりを早速始めるよう。
インテリア会社は、11月に行う予定のクラスのパーティーに向けて、ハロウィンの飾り付けを始めています。
5−1工務店には、makedoというキットを貸し出しました。
「ぼくも使ったことがないので,これがどのように生かせるかの研究もかねてやってね」
と依頼。
以前から気になって購入していた商品の「教材研究」を依頼です。
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会社活動という、自己選択・自己決定にあふれた時間、そして試行錯誤しながらのワクワクドキドキのチャレンジがクラスの文化になっていきます。
* * *
朝のサークルタイムで、
「運動会も市内体育大会も成功したし,お祝いのパーティーを開きたい」という議題があり、
よくわかる学級ファシリテーション?―子どもホワイトボード・ミーティング編― (信頼ベースのクラスをつくる)
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のP96にある、「お楽しみ会」の進め方通りに、ホワイトボード・ミーティングを行いました。
お休みの子もいたので、話しあったことを元にスコアを作成。
子ども達に配りました。
これをもとに、これから企画が進んでいきます。
話しあったことって、時間が経つと忘れてしまいます。
そのためにも、話しあったことを可視化して共有する。
これは大人も子どももとっても大切だなあと痛感です。
休んでいた子も、
「じゃあ、私この役割に入る!」
とスムーズに参加。
可視化ってホントに大事。