火曜日、「平成23年度埼玉県小学校教育課程研究協議会」の国語分科会の提案者になり、
1学期の実践をもとに提案をさせていただきました。
与えられたテーマは、
「言語に関する能力の育成を図る上で必要な言語環境を整え、児童の言語活動を充実するための指導と評価の在り方」
です。
光村図書、5年の国語の教科書には「きいて きいて きいてみよう」というインタビュー活動を核とした単元があります。
これをもとにして、新たな教材開発をしました。
・オープンクエスチョンを基調としたインタビュー活動
・好意的な関心の態度
・ホワイトボードにインタビューの内容を書く。(可視化)
・記録をもとにしたインタビュー記事を書いて出版
・その本を使ってブッククラブ
が大まかな流れです。
日頃からのホワイトボード・ミーティングを活かした授業となり、子ども達はとても豊かに学ぶことができました。
パワーポイントを使って実践を紹介したのですが、聴いてくださった皆さんにも好評だったようでホッとしています。
終わった後も何人もの方が質問に来て下さったり、感想を伝えに来て下さいました。
「早速やってみます」という方もいらっしゃり、本当にありがたいです。
指導者の先生方にも「先進的な取り組み」と温かいご指導をいただき、1学期力を入れて取り組んできて良かったなあと思っています。
参加者の方から、
「急にこれを取り組んでもここまではできないと思う…それまでにどんなことをしてきたのですか?」
というご質問を頂きました。
確かにこの授業は、これ単体で成立したわけではありません。
拙著「よくわかる学級ファシリテーション① かかわりスキル編」に書かれているような日々の積み重ね、(例えば、毎日の朝のサークルタイムで行っているペアコミュニケーション)そして、ホワイトボード・ミーティングの取り組みがこの学習にふんだんに活かされています。
学級づくりと授業は別々ではなく両輪。
日々の積み重ねが授業をより豊かなものにしてくれています。
授業を構想、実践するに当たっては、ちょんせいこさんにたくさんスーパーバイズいただきました。
そのおかげで授業のクオリティがぐぐっと高まりました。
またこの単元開発では、指導要領をそれほど「穴が空くほど」読み込みました。
いいこと書いてあるのですよね、指導要領。
これをよりどころに授業を考えると、いろいろなアイデアが浮かんできます。