いわせんの仕事部屋

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市教研の授業研究会の司会

今日、ぼくの住んでいる市は、
「一斉研修会」です。

各教科ごとに、研究授業が行われ、市内の先生がわわっと見たい教科に集まって授業を参観し、その後研究協議会が行われます。
ぼくが参加した国語は60名弱の参観者で教室は満員御礼。
H小学校の5年生の詩の授業でした。


さて、今日はボクは実は授業後の、

「研究協議会」

の司会でした。

普通に進めて、意見が出なくて、

「しーーーん」・・・・

となったり、
声の大きな人だけが発言したり、
授業社を責めるような発言が出たり、


とそんな会にはしたくなかったので、指導主事の先生や各学校の国語主任が勢揃いの中、
「今日は指名はしません!」と宣言したのち、
勝手にメニューを変えてやってしまいました・・
やるまではドキドキでしたが、やらないで後悔するよりやってしまおう!ということで・・・



目標は、
「授業者が一番トクをする会」です。


1,アイスブレーク、自己紹介を兼ねて小グループ作り
  (3人〜5人)

  ※これだけで場が和むので不思議です。


2,小グループで1つ目のディスカッション
  「今日の授業で良かったこと」


3,発表

※これによって、まずポジティブな意見がたくさん出されて、授業者が元気になると共に、会全体にいいエネルギーが流れることを意図しました。
毎回拍手をしました。これって実はとても大切だと想います。みなさんとても協力的で、拍手がたくさん起きました!



4,2つ面の小グループディスカッション
 「今日の授業での疑問、質問」


5,発表ー応答

※3,4で少しなごんだのか、手をあげて発表して下さる方が何人もいてとても助かりました。


6,3つ目の小グループディスカッション
 「今日の授業での改善案。もっと良くするためのアドバイス」

※授業への批判ではなく建設的な提案をしてもらうようにしました。
 

7,発表

※「なるほどー」と思うような提案がされ、授業者も、他の方々も得を  したのではないでしょうか。



8、指導者からの指導講評


9,授業者へ全員でファンレターを書いて渡す。




       *  *  *


途中小グループでのディスカッションを何度も入れたので、全体として活気ある、そしてほどよく温かい雰囲気で進んだような気がします。
ボクの時間配分がイマイチで、
「もう少し深めたい!」という感じが残ってしまったのは、次回に生かしたいと思います。


何と言っても大切なのは最後のファンレター。
授業者へのポジティブなフィードバックです。
参加して下さった先生方は、さすが現場の方々、授業者の方へ、一言温かい言葉を添えてファンレターを渡して下さっていました。
60枚あまりのファンレターを受け取った授業者の方は、


「何か読んでいると涙が出てきます・・・
 これって本当にうれしいですね」

とおっしゃってくださいました。
その一言だけで、今日司会をやって良かったなあと思いました。



協議会が終わった後、

「今日の進め方、とてもよかったです!」
「これからもこんな風に進められると、みんなが参加できていいですね」

と声をかけて下さる方もいて、本当にうれしく思いました。

次回チャンスがあったら、ぜひ「ワールドカフェ」を使ってやってみたいなあと思います。


校内研修では何度かやったことがあるのですが、
市の研究協議会での初チャレンジ、
やってみてよかったです。